ミュージカル映画の主人公といえば、常に“ドラマティック”な人生を歩んでいるもの。そんな勇気に溢れた“生き方”で、私たちの背中を押してくれるミュージカル映画をご紹介します。今回は『ウィキッド ふたりの魔女』のレビュー解説とジャパンプレミアイベントレポートをお届けします。(文・萩尾瞳(レビュー)、編集部(ジャパンプレミアレポート)/写真・久保田司(ジャパンプレミアレポート)/デジタル編集・スクリーン編集部)

シンシア・エリヴォ&アリアナ・グランデ&ジョン・M・チュウ監督が来日!『ウィキッド ふたりの魔女』ジャパンプレミアイベントレポート

『ウィキッド ふたりの魔女』のジャパンプレミアイベントが、2月19日にTOHOシネマズ日比谷にて開催! プレスツアーの締めくくりとして待望の来日を果たした監督のジョン・M・チュウ、キャストのシンシア・エリヴォ、アリアナ・グランデに加え今作にて日本語吹替版キャストを務めた高畑充希、清水美依紗、kemio、ゆりやんレトリィバァらが登壇。熱気に包まれたイベントの様子をお届けします!

画像1: シンシア・エリヴォ&アリアナ・グランデ&ジョン・M・チュウ監督が来日!『ウィキッド ふたりの魔女』ジャパンプレミアイベントレポート

TOHOシネマズ日比谷で行われた舞台挨拶では、シンシア・エリヴォ、アリアナ・グランデ、ジョン・M・チュウ監督が大きな歓声と共に入場。今回4度目の来日となるチュウ監督は観客に向けて「皆さんの想像性、そして街の清潔さなどすべてが大好きです」と笑顔で語り、シンシアは「来日するのは4・5年ぶりになりますが、この作品を携えてまた日本の地を踏むことが出来て誇らしく思い、愛する日本の皆様と一緒に分かち合えることが大変嬉しいです」と感謝を述べ「ありがとうございます」と完璧な発音で日本語を披露!アリアナは「私にとって世界で最も大好きな国です。日本に長い間来ることができなくてとても悲しかったのですが、今回久しぶりに訪れることが出来てとても嬉しく思います」と溢れんばかりの日本への愛を語り「日本が大好きです」とアピールした。

世界的に成功を収めている作品の一部であることを、どのように感じているかを聞かれたチュウ監督は「才能あふれるふたりと一緒に仕事が出来てとても嬉しく思います」、シンシアは「この作品は非常に大きな作品ではあるのですが、ファミリーのような関係を築きながら作品を創り上げることができました。そして、2人と共にお仕事できたことがこの作品をより特別なものにしていると思います」、アリアナは「私が愛し続けたこの作品をやっと日本の皆様にお見せすることができて嬉しいです。この作品では“自分自身であることに恐れなくて良い”ということを語ってくれます。そして、ここにいる2人とこの作品に携われたことが私の人生にとってとても光栄なことです」と共演者との絆、そして喜びを表現した。

画像2: シンシア・エリヴォ&アリアナ・グランデ&ジョン・M・チュウ監督が来日!『ウィキッド ふたりの魔女』ジャパンプレミアイベントレポート

また、本作のストーリーがこれほどまで観客に共感された理由についてチュウ監督は「全く正反対であるふたりがお互いの違いを乗り越えて友情を結ぶことは世界中の人が望んでいることであり、こういったことが可能なのだということをミュージカルに乗せて表現している素晴らしい映画なんです」といい、そのまま続けてネタバレを口走ってしまいそうになり、シンシアとアリアナから「まだそれを言ったらだめ!」「オーマイガー」と止められるチャーミングな場面も!

本作において素晴らしいパフォーマンスを披露しているふたりが役を演じるにあたり準備したことについて、シンシアは「『Defying Gravity』を歌う際に、飛んでいる気持ちが分からなければ歌えないと思ったので、自分でスタントをするためにトレーニングを積んで、飛びながら同時に唄えるところまで持っていくことが出来て、これはスタントの専門家とヴォーカルコーチの存在あってこそだと感じています。そして、その場で歌いながら撮影し、その瞬間に自分が存在して生きているということが作品をよりリアルなものにしたと思っています」と驚きの撮影秘話を明かし、アリアナは「この作品のために出来る限りの準備をしました。今まであまり使ったことがないソプラノなどの音域のトレーニングを重ねることで、セットに入っても問題なくこなせるように入念に準備しました。例えば『Popular』ではアドリブも入れて、シンシアのリアクションをその場で感じることが出来ました」とさりげないアドリブを取り入れたことを明かした。

画像3: シンシア・エリヴォ&アリアナ・グランデ&ジョン・M・チュウ監督が来日!『ウィキッド ふたりの魔女』ジャパンプレミアイベントレポート

最後に日本の観客へ向けて、チュウ監督は「たくさん愛を注いで作ったので、その愛を感じてもらえると嬉しいです」、この日ずっとアリアナから日本語を教わっていたというシンシアは「日本大好き」と学んだ成果を披露。アリアナは「日本にあとどのくらいで行けるかと思うくらいずっと楽しみにしていました。感謝でいっぱいです」と日本への愛を改めて語り、終始仲睦まじく和やかな雰囲気でジャパンプレミアイベントは幕を閉じた。

3人が日本滞在中にしたいことは?

画像: ジョン・M・チュウ監督

ジョン・M・チュウ監督

ジョン・M・チュウ監督

ウィキッドの吹替版を日本の皆さんと観たい。あとは、原宿でショッピングをしたい!

画像: シンシア・エリヴォ

シンシア・エリヴォ

シンシア・エリヴォ

ファッションと同じくらいものを描くことが好きなので、イケてるヴィンテージショップや文房具店で美しい万年筆と出会いたいです。また、皆様と共にこの映画を観たいと思っています。

画像: アリアナ・グランデ

アリアナ・グランデ

アリアナ・グランデ

実は最も楽しみにしていたことのうち2つは出来ました。そのうちの1つは両親と一緒にショッピングに行くことです。もう1つは長い間会えなかった日本のファンの皆さんにお会いできたことで、とっても嬉しかったです!

吹替えキャストからクエスチョン!

画像: シンシア・エリヴォと高畑充希

シンシア・エリヴォと高畑充希

高畑さんからシンシアへ質問

Q.舞台と映画のパフォーマンスをどのように比較していますか?

A.どちらの場合もすべて真実から作業をするようにしています。何より大事なことは真に迫っているかどうかです。

画像: アリアナ・グランデと清水美依紗

アリアナ・グランデと清水美依紗

清水さんからアリアナへ質問

Q.この作品と長い間一緒に過ごしてきた今、グリンダについて何か驚かされたことはありますか?

A.一番驚いたことは強さです。ふざけた一面もありますが、やはり自分を信じているということと、いろんな面を持っている彼女の幅の広さもとても好きです。

画像: ジョン・M・チュウ監督とゆりやんレトリィバァ

ジョン・M・チュウ監督とゆりやんレトリィバァ

ゆりやんレトリィバァから監督に質問

Q.本作に携わって何が一番印象に残っていますか?

A.オーディションでシンシアとアリアナに出会った時です!

『ウィキッド ふたりの魔女』
2025年3月7日(金)公開
アメリカ/2024/2時間41分/配給:東宝東和
監督:ジョン・M・チュウ
出演:シンシア・エリヴォ、アリアナ・グランデ、ジョナサン・ベイリー、イーサン・スレイター、ボーウェン・ヤン、ピーター・ディンクレイジ、ミシェル・ヨー、ジェフ・ゴールドブラム

© Universal Studios. All Rights Reserved.

This article is a sponsored article by
''.