驚愕のシーン連続の風刺のきいた新しいエンタテインメント『サブスタンス』。その熱演が話題を呼んだデミ・ムーアのインタビューとともに本作をご紹介します。(文・米崎明宏/デジタル編集・スクリーン編集部)

デミ・ムーアの熱演が話題を呼んだ驚愕と風刺の詰まったエンタテインメント

画像1: デミ・ムーアの熱演が話題を呼んだ驚愕と風刺の詰まったエンタテインメント

元人気女優のエリザベスは50歳を迎え、容姿の衰えから仕事が減少。そんな時、ふとしたことから手を出したある再生医療「サブスタンス」によって、驚くべきことにもう一人の「若い自分」を手に入れるが……。

先日の第97回アカデミー賞でも5部門にノミネートされ、メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞したコラリー・ファルジャ監督(第77回カンヌ国際映画祭脚本賞受賞)による予想不能のスリラー。エリザベスを熱演したデミ・ムーアはその熱演で第82回ゴールデングローブ賞主演女優賞(コメディ・ミュージカル部門)などを次々受賞し、新たな代表作を獲得したと話題を呼んでいる。また若いボディとなるもう一人のエリザベス=スーを『ドライブアウェイ・ドールズ』のマーガレット・クアリーが演じ、他に『僕のワンダフル・ライフ』のデニス・クェイドらが共演。

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美への執着と成功への渇望のせめぎ合いが生み出す狂気の行きつく先は? 驚愕のシーンが連続する風刺のきいた新しいエンタテインメント作の誕生だ。

謎めいた再生医療によって若く完璧な体を手に入れたエリザベスの運命は…?

画像1: 謎めいた再生医療によって若く完璧な体を手に入れたエリザベスの運命は…?

かつて栄光を誇った女優のエリザベス・スパークル(ムーア)は、今や50歳を迎え、人気も要望も衰え始めていた。そんな彼女がレギュラーで出演しているエアロビ番組のプロデューサー、ハーヴェイ(クェイド)は新人オーディションを開催し、エリザベスを降板させ新番組を企画していた。ショックを受けたエリザベスは車を運転中に事故を起こしてしまい、病院で検査を受ける。すると病院を出た彼女のコートのポケットに「人生を変えた」というメモで包まれたUSBがいつの間にか入っていた。その中には一回の注射で新たな細胞分裂が始まり、より若く美しく完璧なもう一人の自分を生み出すという再生医療サブスタンスの広告映像が。

画像2: 謎めいた再生医療によって若く完璧な体を手に入れたエリザベスの運命は…?

迷った挙句、USBに記された番号に電話したエリザベスにカードキーが届く。指定された場所に出向き、ある段ボール箱を手に入れたエリザベスは、説明通りに注射を打つと、たちまちDNAが分裂し、エリザベスの背中をやぶって“より完璧な自分”が現われる! もう一人のエリザベスはスー(クアリー)と名乗り、ハーヴェイのオーディションに出かけ見事合格。だが一つの精神をシェアするエリザベスとスーは、「1週間ごとに入れ替わらなくてはならない」という絶対的なルールがあった。スーは家庭の事情を理由に1週間おきに街を出ることを前提に新番組に出演し、スターダムを登っていくが、人気が出たことで厳重ルールをやぶってしまう事態に……!

『サブスタンス』
2025年5月16日(金)公開
イギリス=フランス/2024/2時間22分/配給:ギャガ
監督・脚本:コラリー・ファルジャ
出演:デミ・ムーア、マーガレット・クアリー、デニス・クェイド

©The Match Factory

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