マット・シャクマン監督 インタビュー

マット・シャクマン監督
Photo by Jesse Grant/Getty Images for Disney
“ファンタスティック4”は家族の良いところも悪いところもすべて持っています
──本作のオファーを受けたときのお気持ちを教えてください。
「子どもの頃からファンタスティック4が大好きだったので、これは夢のような仕事です。MCUでこれらのキャラクターに命を吹き込むという機会は胸躍るもので、光栄ですね。4人はそれぞれ素晴らしいキャラクターですが、グループとして一緒になるととても特別なのです。マーベル初の家族であり、X-MENやアベンジャーズとは一線を画しています。彼らは家族の良いところも悪いところもすべて持っている。ゴタゴタも愛も、全て家族であることから生まれ、それによって彼らが特別な存在になるというわけです」
──この作品の家族像には、どんな魅力があると思いますか?
「この家族の素晴らしいところは、さまざまな関係性があるということです。きょうだい関係がある。婚姻関係もある。友人関係もある。親子関係もある。だから、特定の人々についての特定の物語であるにもかかわらず、誰もがそこに自分の家族を見出すことができます。その点で、世界的な広がりを持つものであってほしいと願っています」
──ファンタスティック4の悪役で個人的に好きなキャラクターはいますか?
「大好きな悪役はたくさんいます。モールマンやドクター・ドゥームはもちろん、ギャラクタスもそうですし、シルバーサーファーは時に悪役であり、時に友人でもある。ファンタスティック4にはたくさんの素晴らしい悪役が登場します。マーベルの素晴らしいキャラクターの多くは、初期のファンタスティック4から生まれたのです」
マット・シャクマン監督 プロフィール
1975年、アメリカ・カリフォルニア州生まれ。子役としてキャリアをスタートし、舞台・テレビ・映画監督へと転身。テレビシリーズ「グッド・ワイフ」や「ゲーム・オブ・スローンズ」などの人気ドラマで手腕を発揮し、マーベル・スタジオ初のオリジナルドラマシリーズ「ワンダヴィジョン」の監督として世界的な注目を集める。映画監督としてはリアム・ヘムズワース主演の『カットバンク』(14)でデビュー。MCU映画の監督を務めるのは本作が初。
『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』
2025年7月25日(金)公開
アメリカ/2025/1時間55分/配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
監督:マット・シャクマン
出演:ペドロ・パスカル、ヴァネッサ・カービー、ジョセフ・クイン、エボン・モス=バクラック
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