様々なホラーのエッセンスを感じる!
本作のキーワード4
“ポルターガイスト現象”
ポルターガイスト現象とは、誰も手を触れていないのに、物体が勝手に移動する心霊現象のこと。グウェンには霊的存在が見えるので、彼らが物体を投げつけたり、彼女の身体を攻撃する姿が見えるが、周囲の人々には、それがポルターガイスト現象に見える。
“マスクの殺人鬼”
顔にマスクを装着した連続殺人鬼は、ホラー映画の王道。そして、それが人間を超越して、何かの象徴のような存在に変貌していくのも定番。マスクの下の表情が見えないせいで、恐怖が増大する。連続殺人鬼グラバーは、前作と同じマスクを凍らせて登場する。
“湖のキャンプ場”
湖や、湖の近くのキャンプ場で事件が起こるのはホラー映画の定番。季節は夏休みが多いが、本作は雪に閉ざされた冬。寒冷地なので、湖の水面が凍っていて、氷が割れて水中に落ちると、死がすぐに迫る。そして氷の下にも、凍ったままの過去が密かに眠っている。
“キケンな夢”
フィンの妹グウェンは、夢を媒介として霊的存在と繋がる能力を持つ。本作ではその能力が強まり、夢遊病のように身体が動いたり、夢で傷を受けると、現実の身体にも傷ができるようになる。彼女は眠らないように努力するが、堪え切れず眠ってしまう。
前作から続投! メインキャスト陣にも注目
兄妹に扮する注目の新星メイソン・テムズ&マデリーン・マッグロウ
俳優の実年齢が、登場人物と同じ。17歳と15歳になった2人が思春期の微妙な心理をリアルに演じる。俳優としても注目株。テムズはマッケナ・グレース共演の恋愛映画『Regretting You(原題)』が初登場全米興収第2位、実写版『ヒックとドラゴン』続編も進行中。マックグロウは実妹の『M3GAN/ミーガン』のヴァイオレット・マッグロウ共演のクリスマス映画『High Stakes Holiday(原題)』がもうすぐ全米公開。
第3弾へも意欲を見せるイーサン・ホーク
リチャード・リンクレイター監督の「ビフォア」シリーズ以外は続編に出演しないホークが本作に出演したのは、監督&脚本コンビが『フッテージ』(12)で組んで以来の信頼する盟友だから。「グラバーという人物の内面を描く第3作があれば出演したい」と発言。

イーサン・ホーク Photo by Getty Images
グラバーとの因縁はここから!
前作『ブラック・フォン』
1978年、ケータイもスマホもない時代。13歳のフィニーが、少年たちを狙う連続殺人鬼グラバーに捕えられ、地下室に監禁される。その壁の黒電話は不通なのに、呼出し音が鳴り、すでにグラバーに殺された少年たちが、フィニーに脱出のための手がかりを語りかけてくる。一方、兄思いの妹グウェンには、母親と同じ霊的な能力があり、夢をヒントに兄の居場所を探し出そうとする。
『ブラック・フォン』
Blu-ray:2,075円(税込)
/DVD:1,572円(税込)
発売・販売元:ハピネット・メディアマーケティング
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※記事公開時の情報です。
全国公開中
『ブラックフォン2』
アメリカ/2025年/1時間54分/東宝東和配給
監督:スコット・デリクソン
出演:イーサン・ホーク、メイソン・テムズ、マデリーン・マックグロウ、デミアン・ビチル、ミゲル・モラ、ジェレミー・デイビス、アリアンナ・リヴァス
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