『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』で重要なキャラクターを演じた俳優たちとジェームズ・キャメロンの最新の言葉が到着。彼らの証言から、本作がこれまで以上にエモーショナルで感情面に訴える作品であることが伝わってきます。(デジタル編集・スクリーン編集部)
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サム・ワーシントン(ジェイク・サリー役)

“ジェイクは愛するものを守るために真っ向から立ち向かう”

サム・ワーシントン(ジェイク・サリー役)

『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』で再びジェイク役を演じるサム・ワーシントン。最新作がいよいよ世界中で公開される今の心境はどうだろう。

「やはりとても興奮しますね。僕たちがこのシリーズを始めたのはずっと以前のことになります。昨日、新作の映像を少し見せてもらったのですが、本当に素晴らしかったです」

前作『ウェイ・オブ・ウォーター』はジェイクたち家族の物語でもあり、とてもエモーショナルな展開だったが、今度も同様なのだろうか。

「むしろもっとエモーショナルになりますね。今度の最もパワフルなシーンはビジュアル的にアッと驚かせるシーンではないですが、テントの中で僕とゾーイ(サルダナ)が演じるネイティリがいるシーンです。2人がそれぞれに直面している辛いことや葛藤について話し合い、再び愛を見つけようとする場面です。僕はそのシーンに本当に心を動かされました。2人がとても深い感情を見せるのですが、ジム(キャメロン)はこういう感情的なシーンをこの大作映画に入れてくるんです」

ジェイクはこの映画でどのように変化していくのだろう。

「変化するというか、どちらかというと彼の旅がまだ続いていく感じでしょうか。彼は最初から自分の属するところを探していました。1作目でネイティリと出会い、オマティカヤ族を知り、2作目では家族も持って、別の部族も知るようになり、ますます守る目的ができました。今度のジェイクは愛する者を守るために真っ向から立ち向かいます。犠牲があっても恐れるものに正面から立ち向かわなくてはならないことも時にあるんです」

ゾーイ・サルダナ(ネイティリ役)

“サリー一家から私たちも何か学ぶものが得られるはず”

ゾーイ・サルダナ(ネイティリ役)

3度目のネイティリ役を演じたゾーイ・サルダナ。女優人生の大半をこの役と過ごしていることをどう感じているのだろう。

「私自身はこの特別な映画の一部になれたことを心から光栄に感じています。撮影が始まるごとにこの世界に戻ってこられるなんて、最高に素晴らしい贈りものです」

では今回の『ファイヤー・アンド・アッシュ』はどんな映画になり、ネイティリのどんな面が描かれるのだろうか。

「ジム(キャメロン)は今回の作品がシリーズ全5作の中で、最もエモーショナルでインパクトのある作品になると語っていました。今度はサリー一家にとって非常に重要な瞬間が訪れるんです。スカイピープル(人類)はまだ諦めることなくパンドラにいますし、そこに新しい試練が加わるんです。それがアッシュ族といわれるナヴィで、ネイティリたちはここまで他の部族と衝突したことはありません。サリー一家、ひいてはパンドラが対面する危機は、これまで以上に深刻なものになります。私に言えるのはここまでですが、今世界中で起きている現状と似ていると言えるでしょう。なので共感度も増していくと思います。この映画を観て私たちはサリー一家から学ぶものが何かあるはずです」

前作でネイティリは長男を失ったが、これは彼女に何か影響を及ぼすのだろうか。

「ネテヤムの死は想像もできない深い悲しみです。こんな悲しみをどう乗り越えればいいのか?元の日常に戻ることなど可能なのか?心は怒りで燃えているのに再び希望を抱くなんてできるのか? そうした問いかけをネイティリたちは自分自身にしています。子供を失う経験をした家族がみんな受ける影響を彼女たちも受けるんです」

『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』
2025年12月19日(金)公開
アメリカ/2025年/ウォルト・ディズニー・ジャパン配給
監督、脚本/ジェームズ・キャメロン
出演/サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、シガニー・ウィーヴァー、ウーナ・チャップリン

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