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スティーヴン・ラング（クオリッチ役）
“本作はこれまでの「アバター」作品の上を行きますよ”
スティーヴン・ラング（クオリッチ役）
「アバター」シリーズでは第1作からパンドラの敵となるクオリッチを演じてきたスティーヴン・ラング。彼はこのシリーズを自分の人生、家族のようなものと言う。
「『ファイヤー・アンド・アッシュ』はこれまでの『アバター』作品の上をいくものですよ。決して軽い気持ちで行っているのでなく、かなりの部分の映像を見て、そう思うんです。もちろん技術面でもそうなのですが、僕が言っているのはむしろ感情面でのこと。キャラクターたちの感情面でのジャーニーのことです。自分が演じるクオリッチについては前作で知られざる部分が明かされ、僕自身も驚きましたが、スパイダーとの関係が分かったとはいえ、それで彼という人物が変化することはないでしょう。彼はまだパンドラを制圧しようとしています。新キャラも登場しますが、『敵の敵は友』という表現が昔からあるように、本作では意外なキャラが手を組むことになりそうです」
ウーナ・チャップリン（ヴァラン役）
“撮影現場でサムやゾーイの仕事ぶりから多くを学びました”
ウーナ・チャップリン（ヴァラン役）
『アバター：ファイヤー・アンド・アッシュ』で初登場となるアッシュ族の指導者で敵役となるヴァランを演じるウーナ・チャップリン。あの喜劇王チャップリンの孫娘でもある。
「ヴァランと彼女の属するアッシュ族は、パンドラの母なるエイワと良い関係にありません。他のナヴィの部族とは敵対関係にあります。今回のお話はとてもディープでエモーショナルです。そこにヴァランたちが新たなエネルギーを持ち込みます。この世界をより奥深いものにしていくのです。パフォーマンス・キャプチャーで演技することは最高でした。撮影現場に入った時は、サム（ワーシントン）やゾーイ（サルダナ）の動き方や仕事ぶりをじっくり観察させてもらって、多くのことを学びました。ゾーイとはとても美しい共演シーンがあります。彼らはみな寛大で優しくて、私はこんなに多くの人に支えてもらっていると感じたことはありませんでした」
ジェームズ・キャメロン（監督・脚本・製作）
“第3作は前作より『タイタニック』に近いと言えるかも”
ジェームズ・キャメロン（監督・脚本・製作）
待望のシリーズ第3弾は、ジェームズ・キャメロン監督の夫人（スージー・エイミス）が脚本を読んだだけでずっと泣いていたという噂が飛び交っている。
「妻に叱られたので、もうその話はしません（笑）。でも友人たちを集めてテスト試写を行ったら、みな泣いていたので、そういう反応はありました。今回は前２作より『タイタニック』に近いと言っていいのかも。これは喪失、死、愛、葛藤についての映画です。観客は彼ら（ジェイクたち）の関係が修復されることを願いながら観ることになるような作品です。自分がどこに属する存在なのかを考える作品であり、ジェイクとネイティリのラブストーリーでもあり、現代社会のような分断や対立がどのように生まれていくかを描く作品でもある。それらの答えをこの映画を観ることで少しでも提供できればうれしいですね」
今回は新たな種族（アッシュ族）が出てくるが、彼らの暮らす環境の象徴である「火」や「灰」がテーマに関わってくるのだろうか。
「本作ではアッシュ族の文化を話に入れていますが、1作目で森を描き、2作目で海を描き、今度は火山、という単純なものではありません。舞台をどこにするとかいうことでなく、話を進める中で森や海に戻ることもあります。ですが、この第3作で話は勢いづきます。凄いビジュアルやアクションももちろん出てきますが、もっとキャラクターに焦点があたります」
新キャラクターのヴァランはエイワを憎んでいるという設定とか。
「エイワについてはシガニー（ウィーヴァー）が演じるキリを通してもっと知ることができるでしょう。エイワと強い繋がりがあるキリと、エイワに裏切られたと感じているヴァランは対立します。他にクオリッチの子供、スパイダーも重要なキャラになりますよ。結構ファニーな形でね。彼をめぐって多くのことが起こります」
本編を観るのがますます楽しみになってくる。
『アバター：ファイヤー・アンド・アッシュ』
2025年12月19日（金）公開
アメリカ／2025年／ウォルト・ディズニー・ジャパン配給
監督、脚本／ジェームズ・キャメロン
出演／サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、シガニー・ウィーヴァー、ウーナ・チャップリン
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