恋も仕事も、友情も、人生も。ドラマの世界に飛び込めば、ときめきは無限大。恋するヒロインたちの物語が、あなたの心をそっと揺らします。今回は、時代を超えて愛を描く「時代劇ラブ編」をお届け。伝統を打ち破る圧倒的な映像美と情熱的な愛が、あなたの日常をドラマチックに塗り替えます。(文・大森さわこ、スクリーン編集部(傑作選)/デジタル編集・スクリーン編集部)

クラシックなのに、刺激的。新時代の貴族ロマンス「ブリジャートン家」

Netflixで2020年から配信が始まった「ブリジャートン家」シリーズ。配信直後、83か国のデイリー試聴ランキングの第1位となり、2021年のエミー賞でも複数部門でノミネートされて話題を呼んだ。これまでシーズン3まで作られ、この1月、シーズン4のPART1が現在配信中。

舞台は19世紀の英国で、社交界の中心的な貴族、ブリジャートン家の母親と8人の子供たちが主人公。原作はアメリカの作家、ジュリア・クインの小説で、ドラマ版では社交界でのロマンスとスキャンダルが強調される。

俳優陣は英国の舞台やテレビで活躍する実力派がそろった。一家の長男アンソニーは「ウィキッド」シリーズのジョナサン・ベイリー、長女ダフネはフィービー・ディネヴァー、相手役サイモンはこの役でエミー賞候補のレゲ=ジャン・ペイジ、3男コリン役はルーク・ニュートン、彼女を慕うペネロピ役に『バービー』のニコラ・コクラン。全体の語り部となるスキャンダル・ライター、レディ・ホイッスルダウン(声はベテラン、ジュリー・アンドリュース)の正体をめぐり人々の憶測が飛ぶことでスリルも盛り上がる。

クリエイターはTVの「グレイズ・アナトミー」や『スキャンダル』などのクリス・ヴァン・デューセンで、プロデューサーも「グレイズ・アナトミー」のションダ・ライムズ。英国キャストと米国スタッフが手を組むことで軽やかなコスチューム劇が実現した。

画像1: バレンタインデーに観たい、時代劇ロマンスドラマ傑作選!

About「ブリジャートン家」

ブリジャートンは社交界の中心にいる貴族の一族。一家の主が他界後は母ヴァイオレットが8人の子供たちを育てた。子爵を継いだ長男アンソニー、芸術家肌の次男ベネディクト、旅によって変わる3男コリン、社交界で注目を集める長女ダフネ、女性の権利を主張する次女エロイーズ、物静かな3女フランチェスカ、好奇心あふれる4女ヒヤシンス、無邪気な4男グレゴリー。各シリーズで、それぞれの恋の顛末が描かれる。

美しきブリジャートン家の兄妹たちが織りなす、ロマンスたち

Season1:偽りの恋が、いつしか“本物の愛”へ

ダフネ(フィービー・ディネヴァー)×サイモン(レゲ=ジャン・ペイジ)

画像: Season1:偽りの恋が、いつしか“本物の愛”へ

長女ダフネは輝く美しさで王妃シャーロットに“今期のダイアモンド”に選出されるが、結婚相手が現れない。そこで兄の友人の侯爵、サイモンが一計を案じる。ふたりが愛し合うふりをすることで、彼女の魅力を周囲にアピールしようと考えた。やがてふたりの芝居の恋が本物に変わっていく…。夜の庭でふたりが遂に唇を重ねる場面がスリリング!

Season2:反発が、いつしか“唯一の理解”へ

アンソニー(ジョナサン・べイリー)×ケイト(シモーヌ・アシュリー)

画像: Season2:反発が、いつしか“唯一の理解”へ

長男としての責任を意識しつつも、落ちつきのない生活を送る長男アンソニーは遂に結婚を考える。恋愛感情よりも相手の条件を優先して、愛らしいエドウィーナとの婚約を決めるが、内心では彼女の姉で気の強いケイトにひかれていた。そしてケイトもまた同じ気持ちだった。反発し合うふたりが、狩りの場面で銃を握った手を重ねる場面に思わずドキドキ。

Season3:長年の片想いが、“真実の恋”に動く

コリン(ルーク・ニュートン)×ペネロペ(ニコラ・コクラン)

画像: Season3:長年の片想いが、“真実の恋”に動く

ブリジャートン家の3男で純粋な性格のコリンは、旅を経て魅力的な男性に生まれ変わる。フェザリントン家の三女ペネロペは、幼なじみのコリンに恋心を抱いているが、コリンは彼女の思いに気づかない。ペネロペは地味ながらも頭の切れる女性。そんな彼女の前に花婿候補が現れ、コリンが馬車の中で彼女の本音を訊ねる場面は大きな見せ場となる。

NEW! Season4:身分を超えて惹かれ合う、一夜の夢の“その先へ”

ベネディクト(ルーク・トンプソン)×ソフィー(ハ・イェリン)

画像: NEW! Season4:身分を超えて惹かれ合う、一夜の夢の“その先へ”

ブリジャートン家の次男ベネディクトは芸術家肌で、恋愛観も自由。そんな彼は仮面舞踏会で魅力的な女性、ソフィーと出会うが、彼女は夜中の12時に去ってしまう。実はメイドである彼女が忘れた手袋を手がかりに、ベネディクトは彼女を探し出そうとする。「シンデレラ」の要素を取り入れた新たなロマンスが始まる…。

「ブリジャートン家」のココがみどころ!

クラシックを解放する、ボーダーレスな現代性

画像: クラシックを解放する、ボーダーレスな現代性

このシリーズの大きな魅力はその現代性。ジュリア・クインの原作では白人の人物が中心だが、ここでは人種の壁を越え、黒人やアジア系も登場。また、ベートーヴェンなど古典的な楽曲と合わせて、テイラー・スウィフト、ビリー・アイリッシュなど21世紀の音楽もアレンジして優雅な舞踏会の場面で使われる。軽やかでポップなテイストがあふれている。

時代を超えて共鳴する、女性たちの自立

画像: 時代を超えて共鳴する、女性たちの自立

原作者・製作者が女性のせいか、主人公となる女性たちの存在感が際立つ。ダフネ、ケイトなどは自分の立場を主張し、ペネロピやエロイーズのようにアウトサイダー的な生き方ながら自身の夢をあきらめない女性たちも出てくる。恋愛や結婚、出産を通じて、改めてその生き方を問い直す場面もある。今の女性にも通じる自分探しの問題も含まれた構成が魅力的だ。

コラム:「ブリジャートン家」が切り拓いた、時代劇ロマンスの最前線

画像: コラム:「ブリジャートン家」が切り拓いた、時代劇ロマンスの最前線

華やかな衣装や舞踏会など視覚的な見せ場が多く、贅沢なエンタメ作品となっている。さまざまな個性の人物たちが交錯する群像劇としての構成も巧みで、見始めたらやめられない中毒性もある。物語の向こうに見えるのは、2025年に生誕250周年が話題となった19世紀の英国作家、ジェーン・オースティンの名作群だ。代表作「高慢と偏見」などで描かれたように、最初は反発もあった男女が次第に相手の魅力に気づいてひかれあう。そんな彼女の世界観に激しい情熱や官能性も加えることで現代人も胸がときめく内容。英国的な階級や現代的なジェンダー問題も入れつつ、恋愛を通じて自分の本当の感情にめざめる人物像が見る人の共感を呼ぶのだろう。

Netflixシリーズ「ブリジャートン家」シーズン4はパート1:1月29日(木)、パート2:2月26日(木)より独占配信開始

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