INTERVIEW 2:アイラ・パーカー(ショーランナー/エグゼクティブ・プロデューサー)
目指したのは、地べたから見る“ウェスタロス”!
「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」のクリエイター、アイラ・パーカーが次に手がけたのが本作。ウェスタロスの世界に我々を再び誘ってくれる彼に他のシリーズとの相違を聞いた。

アイラ・パーカー
Photo by Jo Hale/WireImage
──あなたが最もワクワクしている点は何ですか?
「またウェスタロスの世界に戻れるということ自体がとても楽しみですし、今回はまったく違う視点からこの世界を見ることができるのが魅力です。いわば『地べた』から見るウェスタロスですね。今シーズンは泥まみれになる感覚で、ダンクことサー・ダンカン・ザ・トールと一緒に野営を経験します。
彼は騎士の階層の中でも、ほとんど最下層にいる存在。そんな彼が、風変わりで愛すべきキャラクターたちと出会っていきます」
──このシリーズで気をつけた点は何ですか?
「最初に絶対に確立しなければならなかったのは、『常にダンクの視点で描く』ということでした。彼の体験が、そのまま観客の体験になる必要があったからです。
サー・アーランを弔う場面で、彼が語る『あまり美しくない思い出』を観る者に正直に見せ、感じさせなければなりませんでした。平手打ちや木の陰の場面も、シーズン1において非常に重要です。
騎士になるというのは、この世界では本当に怖い挑戦で、命を落とすことも珍しくありません。しかも彼の師匠サー・アーランは、正直言って最高の師匠ではなかった。ダンクはそれでも強く望み、呼びかけを感じて物語を引き継ぎます。
ただ、新しいことや難しいことに挑戦するとき、誰でも緊張でお腹を壊してしまう。彼はまだ英雄ではないし、『運命を感じて突き進む』ような理想化された存在でもない。彼は私たちと同じ人間なんです。今シーズンは、彼が騎士の試練に耐え、果たしてそれに応えられるのかが描かれます。彼自身もまだ自分を信じきれていないんです」
──本シリーズもドラゴンやキワドイ性的描写が出てくるのでしょうか?
「私たちの第一の目標は、原作に忠実であることでした。物語の序盤では、メインシリーズほどの性的描写は必要ありませんし、ダンクの旅路ではまだ重要な要素ではありません。ただ、将来的にまったく出てこないとは言いませんよ。残酷さや流血についても、中盤くらいから『GOT』らしさが出てきますよ。冒頭は地に足のついた、現実感のある描写にしたかったのは、日常と地続きのウェスタロスを楽しんでほしかったからです」
──撮影中の印象的な出来事を教えて下さい。
「孤立したダンクの『真の騎士はいない』という演説をピ−ターが初テイクで完璧に決めた瞬間ですね。あの時、『このシリーズはイケる!』と思いました」
──シーズン2について少し教えてください。
「原作に忠実です。干ばつの話ですが、雨の多いベルファストで撮っているので苦労しています(笑)。エッグのアクション場面も見れますよ」
アイラ・パーカー/Ira Parker
脚本家・プロデューサー。「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」にも参加。
「ナイト・オブ・ザ・セブン・キングダムズ」U-NEXTにて独占配信中
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