「ゲーム・オブ・スローンズ」の舞台、“ウェスタロス”へ刻まれし新たな冒険。その裏側をキーパーソンたちに聞きました。(文・はせがわいずみ/デジタル編集・スクリーン編集部)

INTERVIEW 1:ピーター・クラフィー(ダンク役)×デクスター・ソル・アンセル(エッグ役)

絶妙なバディ感はどう築かれた? 主演2人が語る、友情の源泉

本シリーズの最大の魅力の一つに、ピーター・クラフィー演じるダンクとデクスター・ソル・アンセル扮するエッグの友情がある。体格差と年の差もありながら絶妙な相性と掛け合いで観客を魅了する2人の役作りなどを聞いた。

画像: ピーター・クラフィーとデクスター・ソル・アンセル Photo by Jeff Spicer/Getty Images

ピーター・クラフィーとデクスター・ソル・アンセル
Photo by Jeff Spicer/Getty Images

──どんな時間を一緒に過ごして役柄に反映していきましたか?

デクスター「一緒に出かけて、時間をたくさん共有しました。実生活と同じような関係性でいられた。その自然さが楽しかったですね」

ピーター「撮影が進むにつれて、間違いなく絆は強くなりました。長い準備期間中、トレーニングで顔を合わせることが多かったし、ゲームセンターやレストランに行ったり、映画を一緒に観に行ったりした。9歳の子どもと相性テストが必要だなんて普通は思わないですよね。僕には当時8歳の娘がいたので、サポートする側になるつもりで臨んだら、実際は違って、デクスターの監督やプロデューサーからのコメントの受け止め方や姿勢に感心させられました。演技の面でも彼から学ぶことが多かったです」

──自身のどんな部分をキャラクターに持ち込みましたか?

デクスター「演じる役がそれぞれ実生活の僕たちにすごく似ているんです。だから自然にハマったというか、運命的だったと思います」

ピーター「自分のどんな部分をエッグに持ち込んだと思う?」

デクスター「たぶんユーモアかな。面白い瞬間はそこから来ていると思う。あとは自信。かなり自信を持って演じました」

ピーター「僕はオーディションやリハーサルの最初は本当に緊張していて、ずっと『ごめんなさい、緊張してて』って言ってました。でも制作側は『それでいい、ダンクはそういう人間だ』と言ってくれて……。だからその不安感を自然に役に持ち込めたと思います」

──役作りの助けになったものは何でしたか?

デクスター「僕は24時間ずっと役の中でしたよ。頭を剃って完全に坊主だったので、どこにいても『エッグ』そのものに感じられたんです。それが自然に役に入る助けになりました。ターガリエンの服を着た時は変な気分でした。たぶんエッグもそう感じたんだと思います。なぜなら、彼はターガリエンを嫌っていたから。彼は『この服は嫌だ。ターガリエンになりたくない』という感情を持っていたと思うからです」

ピーター「僕は終盤で着る鎧でした。準備期間に打ち合わせと試着を何度もして、全てが正しくなるようにした。『草臥しの騎士』の原作ビジュアルをかなり忠実に再現していたのが嬉しかったです。あの鎧を着て鏡に映った自分を見ると、子どもの頃に戻ったような気分になりました。鎧兜を着たことが演技にとても役立ちました」

──乗馬や騎馬試合のシーンが出てきますが、どんなトレーニングを受けましたか?

デクスター「乗馬と戦闘訓練はかなりやりました。最初は馬にもまともに乗れなかったのに、今では駆け足やジャンプまでできるようになって、自分でも驚いています」

ピーター「剣と盾の訓練も楽しかったですが、馬との時間は特別でした。今はトレーニング内容が変わって、主に減量です(笑)。去年の撮影後にギネス(ビール)を飲みすぎました(笑)」

ピーター・クラフィー/Peter Claffey

1996年、アイルランド生まれ。元ラグビー選手。出演した『決断するとき』が3月20日より日本公開。

デクスター・ソル・アンセル/Dexter Sol Ansell

2014年、イギリス生まれ。演技の道は幼児時代から。『ハンガー・ゲーム0』でスノー大統領の子ども時代を演じた。

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