カバー画像:『スマッシング・マシーン』より ©︎ 2025 Real Hero Rights LLC

イントロダクション

1990年代後半から2000年代前半の総合格闘技隆盛期、無敵の強さを誇り“霊長類ヒト科最強”の異名で知られたファイター、マーク・ケアー。そんな彼の栄光の裏では勝利への重圧や依存症との闘いに苦悩する真実があった…。

『グッド・タイム』などで兄ジョシュと“サフディ兄弟”名義で監督活動をしてきたベニー・サフディが2002年製作の同名のドキュメンタリー映画を基に、単独で監督を務めるA24製作作品。本作で彼はベネチア国際映画祭銀獅子賞(監督賞)を受賞している。

マーク・ケアーを演じるのは「ワイルド・スピード」シリーズなどのアクション・スター、ドウェイン・ジョンソンで、従来のタフなイメージの他に、ケアーの繊細で崩れやすい内面を好演して新生面を発揮している。恋人ドーンを演じるのはジョンソンと『ジャングル・クルーズ』で共演したエミリー・ブラントで、息の合ったコンビネーションを披露する。

さらに現役UFC選手のライアン・ベイダーや、当時ケアーのトレーナーを務めたバス・ルッテン、現役プロボクサーのオレクサンドル・ウシクが出演する他、日本の総合格闘技の祭典PRIDEが重要な舞台になっているため、大沢たかお、石井慧、光浦靖子、布袋寅泰といった日本人キャストも登場する。

あらすじ

総合格闘技デビュー以来、無敗のままUFC王者となったマーク・ケアー(ジョンソン)はその圧倒的破壊力から“スマッシング・マシーン(壊し屋)”と呼ばれ、インタビューでは勝利の快感と感情を抑制することの重要性を滔々と語っていた。1999年、連勝を続けていたケアーだったが、恋人ドーン(ブラント)と暮らしながら、慢性的なケガによる痛みと敗北への恐怖によるプレッシャーから、危険な鎮痛剤に依存するようになっていた。

そんな中、日本で行われる総合格闘技イベント“PRIDE”に出場するケアーは、報酬交渉で運営側ともめたり、依存症による心身の不調がドーンとの関係に微妙な影を落とすなど、不安な要素を抱えていた。すると盟友コールマン(ベイダー)にサポートされ挑んだイゴール・ボブチャンチン(ウシク)との試合で敗北。相手の反則が認められ無効試合になったが、初めての敗戦にケアーの心は打ちのめされる。

アリゾナに戻ったケアーはドーンと口論した後、鎮痛剤の過剰摂取で意識を失い病院に搬送されることに。コールマンに促されリハビリ施設に入所したケアーは、退所後、鎮静剤を断ち、再起をかけてトレーナーの元で特訓を開始し、“PRIDE GRANDPRIX 2000”開幕戦のリングに上がるが…。

登場人物

霊長類ヒト科最強の男といわれながら繊細な内面を抱えた人気格闘家
マーク・ケアー(ドウェイン・ジョンソン)

“ザ・スマッシング・マシーン”“霊長類ヒト科最強の男”などと呼ばれたUFC殿堂入りの元総合格闘家。90年代後半から日本で行われた“PRIDE”にも何度も出場し、多くのファンを獲得した。その最強ぶりと裏腹に、敗北することへの不安から鎮静剤中毒に陥るなど繊細な心を持っていた。いつもは無敵のヒーロー的な役が多いドウェイン・ジョンソンが彼の内面の葛藤を含めて熱演している。

マーク・ケアー(ドウェイン・ジョンソン)

ケアーの恋人で最大の理解者
ドーン・ステイプルズ(エミリー・ブラント)

アリゾナ州フェニックスでケアーと暮らす彼の恋人で、最大の理解者。ケアーの心身を誰よりも心配してPRIDEの開催地・日本にもやってくるが…。エミリー・ブラントは監督からドーン役の依頼を受けた時、この企画は一時停止していたものの、彼女が映画化権を持つ友人ドウェインに電話して「この作品は絶対にやるべき」と主張したことから再び企画が動き出したのだそう。

ドーン・ステイプルズ(エミリー・ブラント)

『スマッシング・マシーン』
2026年5月15日(金)公開
アメリカ/2025年/2時間3分/ハピネットファントム・スタジオ配給
監督/ベニー・サフディ
出演/ドウェイン・ジョンソン、エミリー・ブラント、ライアン・ベイダー、
バス・ルッテン、オレクサンドル・ウシク

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