ホラーのお決まりで言えば、彼女はただの獲物 ── だが、この映画は一味違う!武闘派主人公と悪魔崇拝者たちの狂乱の一夜を描く、ハイテンション作が日本上陸!(文・デジタル編集/スクリーン編集部)
カバー画像:『ゼイ・ウィル・キル・ユー』より ©2026 Warner Bros. Ent. All rights reserved

インタビュー

キリル・ソコロフ(監督)

── この映画の着想はどこから来たのでしょう。

「物語の着想は実体験から得ました。8年前、16階建ての変わった建物に引っ越しました。60歳以下の住人は自分たちだけで、住むのは、ほとんどが女性でした。みんな猫を飼っていて、犬を飼う私たちは嫌われていましたよ。アパートに出入りするたびに、お婆さんたちにひそひそ話をされて。それで妻と私は、『この建物全体がどこかのカルト集団の所有物で、私たちのような若者をおびき寄せて生け贄にするために部屋を貸し出しているんじゃないか』と冗談を言い合っていたんです(笑)」

── 数々の大掛かりな格闘シーンは、実際にカメラで撮影されたものだそうですね。

「炎を使った壮大な格闘シーンがあるんですが、皆が『本物の炎はやめよう。CGを使おう』と言っていました。でも、どんなに素晴らしいVFXでも、スクリーンの上では危機感や緊張感が伝わらないんです。私たちは実写で撮影する方法を見つけ出して、本物の炎の中をザジーが雄叫びを上げながら走り回って敵を叩きのめす格闘シーンを完成させました。素晴らしい出来で、おそらく多くの人はそれがカメラの前で実際に撮影されたものだとは信じないと思いますよ」

ザジー・ビーツ(エイジア役)

── ハードなトレーニングをされたと聞きました。

「別の映画をケープタウンで撮影していた時に、そのままそこで今回のためのトレーニングを始めたんです。そのあと一旦帰国して、1ヶ月間、週に5日、日に2時間、指導を受けました。指導してくれたのはマイケル・オラジデという元ボクサーで、ボクシング特有の動きをできる限り身につけるよう頑張りました。撮影に先立って3週間、毎日みっちりスタントの練習も重ねたんです。これほどまでのアクションをやるのに必要なスタミナを養えたのも、トレーニングのおかげだと思います」

── 監督が抱いていたヴィジョンについてどう思われましたか。

「キリルの美意識やノリはすぐに掴めました。(ホラーという)ジャンル自体は今や大人気ですけれど、そこにひと捻り加えているというか、新しい何かが吹き込まれている感じがしたんです。脚本を読んでいて映像が鮮明に浮かびましたし、監督の1作目(『とっととくたばれ』)を観てからは、セットや色味がどうまとまっていくのかが見えました。キリルは人としてかなり特異だと思うし、その人格が映画全体に飛び散っていますよ。90年代の東欧らしい楽しさみたいな美意識も感じますね」

プロフィール)

Kirill Sokolov
1989年生まれ、ロシア出身。長編デビュー作『とっととくたばれ』(18)で一躍注目を浴びる。本作『ゼイ・ウィル・キル・ユー』は長編第3作にして、ハリウッド進出作。

Zazie Beetz
1991年、ドイツ・ベルリン生まれ。2016年スタートのドラマ「アトランタ」役で世界的に脚光を浴びる。出演作に『デッドプール2』(18)、『ブレット・トレイン』(21)など。

『ゼイ・ウィル・キル・ユー』
2026年5月8日(金)公開
アメリカ/2026年/1時間35分/東和ピクチャーズ=東宝配給
監督/キリル・ソコロフ
出演/ザジー・ビーツ、マイハラ、パトリシア・アークエット、トム・フェルトン、ヘザー・グラハム、パターソン・ジョセフ

©2026 Warner Bros. Ent. All rights reserved

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