トム・ホランドやゼンデイヤが生まれた1996年は、今なお愛されるシリーズの原点から、熱狂的な支持を集める名作まで、後の映画界に大きな影響を与える作品が次々と誕生しました。人気の作品たちを振り返りながら、1996年の映画シーンをたどってみましょう。(文・田中雄二/デジタル編集・スクリーン編集部)
カバー画像:『ミッション:インポッシブル』Photo by Murray Close/Getty Images

1996年、SCREEN読者に人気を博したスターは!?

画像: 男優部門1位:レオナルド・ディカプリオ Photo by Barry King/WireImage

男優部門1位:レオナルド・ディカプリオ
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96年の「SCREEN」の人気投票で、男優部門の1位に輝いたのは、当時22歳だったレオナルド・ディカプリオ。この年、日本では『ロミオ+ジュリエット』のほか、『太陽と月に背いて』や『バスケットボール・ダイアリーズ』も公開され、繊細さと危うさを併せ持つ美少年のイメージが爆発的な人気を呼んだ。

2位のブラッド・ピットは、『セブン』の刑事役で新たな魅力を示し、知性とワイルドさを兼ね備えたスターとして人気を確立した。当時の洋画ファンにとって、ブラピは単なる俳優ではなく、ファッションやライフスタイルの象徴的存在でもあった。

3位のトム・クルーズは、興行面で圧倒的な強さを見せた。主演作『ミッション:インポッシブル』が日本国内配給収入ランキングで1位を獲得し、『ザ・エージェント』も好調だった。アイドル的な人気のディカプリオやブラピとは異なり、「作品をヒットさせる絶対的なスター」として支持された。

画像: 女優部門1位:ナタリー・ポートマン Photo by Barry King/WireImage

女優部門1位:ナタリー・ポートマン
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女優部門では、弱冠15歳で主演した『レオン』(94)の印象が鮮烈だったナタリー・ポートマンが首位を獲得した。大人びた知性と少女らしい繊細さを同時に感じさせる存在感は日本のファンを魅了し、「将来を最も期待される若手女優」として特別な人気を誇った。

2位のサンドラ・ブロックは、『スピード』(94)での快活で親しみやすいヒロイン像によって、90年代を代表する「等身大の女性像」として支持を集めた。明るさや自然体の魅力が評価され、日本では特に女性から高い人気を得た。

3位のウィノナ・ライダーは『シザーハンズ』(90)や『若草物語』(94)などで見せた文学少女を思わせる知的なイメージによって、熱心なファンを獲得していた。どこかヨーロッパ映画の香りを漂わせる個性は、日本の映画ファンの感性と相性が良かった。

また、表紙にはアリシア・シルヴァーストーンが2度登場し、ブラッド・レンフロークリスチャン・スレーターリヴ・タイラーといった若手スターが次々と起用されたことからも、96年が「若さ」と「スター性」の時代だったことがうかがえる。

1996年度(第46回) SCREEN映画大賞ランキング

〈男優部門〉
1位:レオナルド・ディカプリオ
2位:ブラッド・ピット
3位:トム・クルーズ
4位:ブラッド・レンフロー
5位:クリスチャン・スレーター
6位:キアヌ・リーヴス
7位:デイヴィッド・ドゥカヴニー
8位:リヴァー・フェニックス
9位:ロバート・デ・ニーロ
10位:ジャン・レノ

〈女優部門〉
1位:ナタリー・ポートマン
2位:サンドラ・ブロック
3位:ウィノナ・ライダー
4位:メグ・ライアン
5位:リヴ・タイラー
6位:ジュリエット・ルイス
7位:シャロン・ストーン
8位:ニコール・キッドマン
9位:オードリー・ヘプバーン
10位:ジリアン・アンダーソン

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