『ヴェリティ/真実』3大キャストが語る“禁断のミステリー・サスペンス”の魅力
愛憎入り乱れる『ヴェリティ/真実』で、それぞれに複雑なキャラクターを演じたアン・ハサウェイ、ダコタ・ジョンソン、ジョシュ・ハートネット。豪華3大キャストが役柄への思いや共演の舞台裏、そして本作の魅力を語ります。
アン・ハサウェイ

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「一度もやったことのないことに挑戦できる、素晴らしい機会でした」
──今回は新境地ともいえる役柄だったと思いますが、ヴェリティというキャラクターのどんなところに惹かれましたか?
「これまで一度もやったことのないことに挑戦できる、素晴らしい機会でした。こういうタイプのキャラクターと聞いて、真っ先に私を思い浮かべる人は、必ずしも多くないと思います。でも、この話を持ってきてくれたのは、私が本当に、本当に、本当に大好きな監督であり友人でもあるマイケル・ショウォルターでした。だから読んでみて、『なるほど、これは普段の私の得意分野ではないけれど、たとえ金髪じゃなくてもできるかもしれない』と思ったんです」
──実際に原作を読んだときには、どんな印象を受けましたか?
「(フーヴァーの)小説には、ぐいぐい前へ進む推進力があるんです。本当に美味しいものを食べているみたいに、どうしても手が止まらない。止められなくて、次のページへ行きたくなってしまう。最後まで読んで、ようやく息をついたとき、『ああ、みんながこの本に夢中になった理由が完全に分かった』と思いました」
──ヴェリティという人物をどのように捉えましたか?
「観客はこの映画で、二度ヴェリティに出会います。まず、現在の時間軸にいる、自宅で療養中の彼女です。ひどい事故に遭い、もう世界と関わることも、情報を処理することもほとんどできない。話すことはできませんが、基本的な運動機能は残っていて、まばたきをしたり、飲み込んだり、噛んだり、食べたりはできる。でも、それ以上のことはあまり起きていません。そしてもう一度、『So Be It』という題名の自伝を通してヴェリティに出会います。そちらのヴェリティは、とびきり華やかで、楽しくて、快活で、パーティーの主役のような人。こんな人がどうして実在するのか分からないけれど、自分もこうなれたらと思ってしまうような女性です。でも同時に、『この人にもつらい日があるんだろうか? あまりにも完璧に見えるけれど』とも思うんです」
──共演したダコタ・ジョンソンについて教えてください。
「彼女は素晴らしいです。本当に素敵な女優ですし、人としても、エネルギーや存在感も、信じられないほど素晴らしいんです。もちろん以前から彼女のファンでしたが、実際に会ってみて、こんなにも魅力的で、ものすごく面白い人だと知れたことは、本当に素晴らしい発見でした。そして、彼女がこの役を見事に演じる姿を、私は特等席で見ることができました。これまで彼女が見せたことのない一面を、観客は目にすることになると思います。特にこの作品での彼女を皆さんに観てもらえるのが、とても楽しみです。本当に素晴らしい演技ですから」
──映画を観る人には、どんなところに注目してほしいですか?
「この映画に込めたディテールの数々を、みんながどう掘り下げてくれるのか楽しみです。悲鳴を上げて、楽しんでほしい。これは観客をぞくぞくさせるために設計され、映画作りを本当に愛している人たちが作った映画です」
ダコタ・ジョンソン

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「ずっとアンのファンで、一緒に仕事ができて本当に楽しかった」
──ローウェンという人物を、どのように捉えて演じましたか?
「ローウェンは非常に複雑で、悲しみの中にいて、混乱していて、どこか迷子のような、それでいて聡明な人です。彼女は秘密と嘘と真実が絡み合った網の中に、炎に引き寄せられる蛾のように巻き込まれていきます。彼女にはかなりトラウマ的な過去があります。悪気はなく、作家として成功しようと努力している。でも同時に、判断力に影響が出始めるほど脆い状態にもあるんです」
──アン・ハサウェイとの共演はいかがでしたか?
「ずっと彼女のファンでしたし、一緒に仕事ができて本当に楽しかったです。画面の中ではほとんど言葉を交わさないのですが、テイクの合間はいつも笑ったり冗談を言ったり、人生についての深い話をしたりしていました。あとはホットドッグを食べたり。ある日、彼女がホットドッグの屋台を現場に呼んでくれたんです。最高でした。彼女は素晴らしいプロデューサーで、シーンを最高の形にするためなら、いつでも何でもやろうとしてくれる人です」
──本作のオープニングシーンはかなりのインパクトがありますね。
「あの日は凍えるほど寒かったんです。でもニューヨークでの撮影は本当に壮観でした。公道での撮影でテイクは一回きり。絶対に決めなければならなくて、ちゃんと決めました。とんでもない光景でしたが、最高でした」
──ベストセラー小説の映画化ということで、原作ファンの期待も大きいと思います。
「原作がある映画には、いつだってプレッシャーがあると思います。でも、できる限りのことをするしかないし、すべての人にとって正解にすることはできません。でも、どうでしょう。少なくとも、気に入ってくれる人がいてくれたらいいなと思います」
ジョシュ・ハートネット

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「議論を呼び起こす作品の一部になれるのは、すごくワクワクします」
──ジェレミーという人物を、どのように捉えて演じましたか?
「ジェレミーにはとても同情しています。彼は最後の最後まで、自分が正しいことをしていると思っていたはずです。でも、それについては人によって意見が大きく分かれるでしょうね。登場人物はみな、何を信じるかによって違った解釈ができます。そこがこの映画の面白さです。最初にこの作品に惹かれた理由も、まさにそこでした。最近は、大作映画なのに結末を自分なりに解釈できる作品は、なかなかありません。そういうことはめったにないんです。観客をそういう形で信頼して、議論を呼び起こす作品の一部になれるのは、すごくワクワクします。きっととても楽しいことになると思います」
──アン・ハサウェイ、ダコタ・ジョンソンとの共演はいかがでしたか?
「二人ともこの映画でとても輝いていて、本当に素晴らしい俳優です。それぞれまったく異なる存在感を持っていますが、どちらも演技にものすごいエネルギーをもたらしています。こういうふうに親密な形で仕事をするとき、素晴らしい俳優たちと共演するのはいつだって楽しいものです。実際、僕たちはずっとお互いを笑わせていました。とても重い内容の映画ではあるけれど、画面上でこういうことをやっていると、笑えることがたくさんあるんです。みんな友達だったのは幸いでした」
──これから映画を観る観客に、どんなことを期待しますか?
「観客には結末についてぜひ議論してほしいです。でも同時に、今ここでは明かしたくないこともいくつかあります。観終えた人たちには、『なんてことだ!』と思ってもらえたらいいですね。そう思わせる大きな瞬間が、いくつもありますから」
『ヴェリティ/真実』
2026年11月6日(金)公開
アメリカ/2026/1時間57分/配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
監督:マイケル・ショウォルター
出演:アン・ハサウェイ、ダコタ・ジョンソン、ジョシュ・ハートネット
