ラモーンズ、パティ・スミス、トーキング・ヘッズ ──。ボロボロの小さなライブハウス「CBGB」の片隅から、世界を揺るがす音楽革命は始まった。不器用ながらも若者たちを愛し続けた創設者ヒリー・クリスタルの信念と、時代を駆け抜けた異彩たちの熱気。名優アラン・リックマンが体現した知られざる奇跡の実話に迫ります!(文、デジタル編集・スクリーン編集部)
カバー画像:『CBGB ニューヨーク、PUNKが生まれた場所』より © 2013 Film CBGB, LLC. All Rights Reserved.

イントロダクション

ラモーンズ、パティ・スミス、トーキング・ヘッズ
──ボロボロのライブハウスから世界を変えた、奇跡の実話。

画像: ラモーンズ、パティ・スミス、トーキング・ヘッズ ──ボロボロのライブハウスから世界を変えた、奇跡の実話。

1970年代のニューヨーク・ロウアー・イーストサイドを舞台に、伝説のライブハウスCBGBの創設者ヒリー・クリスタルと、名もなき若者たちが新たな音楽シーンを切り開いていく姿を描いた音楽伝記ドラマ。

今作の舞台となったニューヨークのボウリー地区は、犯罪率が高く荒廃したエリアであり、安価な家賃を求めてアーティストが集まる“文化の吹き溜まり”でもあった。誰も注目しない小さなライブハウスとして誕生したCBGBだったが、ヒリーが掲げた「オリジナル曲のみ」という独自のルールが、既存の音楽シーンから溢れた異彩たちを引き寄せ、荒廃した街の片隅から、新たな音楽カルチャーの聖地へと変わっていく。

主人公ヒリー・クリスタルを演じるのは、「ハリー・ポッター」シリーズ(01〜11)のスネイプ先生役で知られる名優アラン・リックマン。本人が映像を徹底研究して体現した、寡黙で人間味豊かな人物像が物語の核を支える。さらに、娘リサ役に『トワイライト〜初恋〜』(08)のアシュリー・グリーン、相棒マーヴ役に「GOTHAM/ゴッサム」(14〜19)のドナル・ローグ、さらに「ハリー・ポッター」シリーズでリックマンと共演したルパート・グリントがデッド・ボーイズのチーター・クローム役を演じるなど、実力派キャストが脇を固める。

監督は『ボトル・ドリーム カリフォルニアワインの奇跡』(08)のランドール・ミラー。同人誌「Punk Magazine」を立ち上げる若者たちの姿や、壁の落書き、フライヤー、悪名高きトイレに至るまで再現されたセットが、当時の混沌と熱気の中へと観客を引きずり込む。「オリジナルであること」を追求したヒリーの信念と、若きミュージシャンたちの情熱が交差するニューヨーク・パンク誕生の舞台裏を映し出している。

あらすじ

二度の破産と離婚を経て荒廃したボウリー地区で小さなバーを手に入れたヒリーは、「CBGB」と名付けて店を始める。経営難に陥る中、テレヴィジョンの出演をきっかけに無名の若者たちが次々とステージに立ち、地下では同人誌「Punk Magazine」も誕生して独自の文化が形を成していく。破天荒な経営や度重なるトラブルで常に差し押さえ寸前となりながらも、ヒリーは“オリジナル音楽”の
信念を曲げず、新たな音の鳴るカウンターの奥で静かに未来を見つめ続ける。

ABOUT “CBGB”

ニューヨークの伝説のクラブで1973年から2006年まで営業。意欲的な新人ミュージシャンが次々に集まり、70年代のニューヨーク・パンクの発火点となる。画家のアンディ・ウォーホールなど有名人も来店。

登場人物

CBGBを創り上げた者たち ―伝説の面々―

ヒリー・クリスタル(アラン・リックマン)

CBGBの創設者。二度の破産と離婚を経ても夢を追ってバーを開業。「オリジナル曲のみ」のポリシーを貫き、無名のバンドにステージを開放してNYパンクの聖地を作り上げる。

リサ・クリスタル(アシュリー・グリーン)

ヒリーの娘。大学を中退し、父の店の経理を担当。大ざっぱな父に振り回されつつも、集まる若者たちの熱気に触れてCBGBの真価を理解していく。

右からヒリー・クリスタル(アラン・リックマン) 、リサ・クリスタル(アシュリー・グリーン)

タクシー(リチャード・デ・クラーク)

CBGB常駐の音響エンジニア。ミキシングコンソールを操作し、テレヴィジョンやデッド・ボーイズなど数々のパンクバンドのサウンドを現場で支える重要な裏方。

タクシー(リチャード・デ・クラーク)

テリー・オーク (ジョニー・ガレッキ)

「テレヴィジョン」のマネージャー。CBGBにロックバンドを呼び込み、パンクの震源地となるきっかけを作ったキーパーソン。

テリー・オーク (ジョニー・ガレッキ、右)

マーヴ・ファーガソン (ドナルド・ローグ)

店の立ち上げから運営までを現場で支え続けたヒリーの右腕。安全ヘルメットをトレードマークに、ヒリーとともに手作業でCBGBを作り上げた。

マーヴ・ファーガソン (ドナルド・ローグ、左)

CBCBを彩るバンドマンたち

デボラ・ハリー/ブロンディ(マリン・アッカーマン)

バンド「ブロンディ」のアイコン的ボーカル。CBGBから世界的なスターへと駆け上がっていく。

デボラ・ハリー/ブロンディ(マリン・アッカーマン)

パティ・スミス(ミッキー・サムナー)

詩と音楽を融合させた独自のスタイルで、CBGB に新しい“言葉”の力を持ち込むアーティスト。

パティ・スミス(ミッキー・サムナー)

ジョーイ・ラモーン (ジュリアン・アコスタ)

ラモーンズのボーカル。高速演奏でCBGBの空気を一変させ、パンクが「衝動」であることを体現する。

ジョーイ・ラモーン (ジュリアン・アコスタ)

『CBGB ニューヨーク、PUNKが生まれた場所』
2026年10月23日(金)公開
2013/アメリカ/1時間42分/スターキャットアルバトロス・フィルム配給
監督:ランドール・ミラー
出演:アラン・リックマン、アシュリー・グリーン、ドナル・ローグ、マリン・アッカーマン、ジャスティン・バーサ、ルパート・グリント、テイラー・ホーキンス

© 2013 Film CBGB, LLC. All Rights Reserved.

This article is a sponsored article by
''.