【インタビュー】映画『サントメール ある被告』母と娘の関係性という普遍的なテーマが隠されているとアリス・ディオップ監督が語る
若き女性作家がある女性の裁判を傍聴する。その女性は生後15ヶ月の娘を海辺に置き去りにし、殺人罪に問われていた。彼女は本当に我が子を殺したのか。『サントメール ある被告』はフランス北部の町サントメールで起きた実話をベースに、実際の裁判記録をそのままセリフに使用する斬新な手法で作られた法廷劇です。セネガル系フランス人のアリス・ディオップ監督は自らその裁判を傍聴し、脚本にも関わりました。公開を機にオンラインで取材を敢行。作品に対する思いをアリス・ディオップ監督に語っていただきました。(取材・文/ほりきみき)