映画『愛する人に伝える言葉』エマニュエル・ベルコ監督インタビュー/作品や人生に大きな影響を与えたがん専門医との出会い
がんを宣告された主人公とその母親が信頼できる医師と出会い、限られた時間のなかで人生を見つめ直し、穏やかに死と対峙する。カトリーヌ・ドヌーヴとブノワ・マジメルが共演する映画『愛する人に伝える言葉』が10月7日に公開される。監督を務めたのは女優としても活躍するエマニュエル・ベルコ。ドヌーヴとマジメルが共演した『太陽のめざめ』(2015)がカンヌ国際映画祭のオープニングを飾り、監督としても2人からの信頼が厚い。死を語ることで逆説的に生を描き、その尊さを見つめたベルコ監督に着想のきっかけやドヌーヴの魅力について語ってもらった。(取材・文/ほりきみき)