若葉竜也が座長として伊勢谷友介との関係性を作ってくれたと映画『ペナルティループ』荒木伸二監督が語る
恋人を殺された岩森は怒りと絶望に苦しみ、「ペナルティループ」という何度でも復讐ができるプログラムを利用して、加害者である溝口をナイフや銃で繰り返し殺害していく。映画『ペナルティループ』は主人公が自分の意志でタイムループに入っていくという珍しいタイプの作品である。復讐を重ねることで変わりゆく岩森の心情を『市子』(2023)での熱演の記憶が新しい若葉竜也が繊細な演技で表現した。溝口を伊勢谷友介が演じたことで話題になっている。脚本も書いた荒木伸二監督に物語の着想のきっかけやキャスティング、現場の様子をうかがった。(取材・文/ほりきみき)