人を壊すのも、人を救うのも人でしかない―映画『ミッシング』吉田恵輔監督インタビュー
映画『ミッシング』は石原さとみが2022年の出産後、1年9ヶ月ぶりの芝居に臨んだ作品である。吉田恵輔監督作品への出演を熱望し、直談判した石原が演じるのは娘の失踪により徐々に心を失くしていく母親・沙織里。女優として、これまでに見せたことがない顔を見せた。娘の行方を探し続ける家族の取材を真摯に続ける地元テレビ局の記者・砂田を中村倫也、不器用ながら沙織里を支え続ける夫・豊を青木崇高、最後の目撃者となった沙織里の弟・圭吾を森優作が演じている。オリジナルで脚本を書いた吉田恵輔監督に作品への思いを語ってもらった。※吉田恵輔監督の吉は<つちよし>が正式表記。(取材・文/ほりきみき)