第1、2回はコチラから!
「ハリポタ」シリーズに続いて大ヒットしたのは…?
自民党から民主党へ政権交代となった平成21年。日本はこのあたりから人口減少社会となり、さらに多くの日本人の心を痛めた、東日本大震災も平成23年に発生。外国映画の公開数や来日スターの数も一時期かなり落ち込んだが、同時に日本を応援する海外セレブも数多くいることがわかり、ファンの気持ちを温かくした。
この平成23年、一時代を築いた「ハリー・ポッター」シリーズが終了。これに続くマネーメーキング・ムービーが待望されたが、そこに現われたのがマーベルのアメコミ映画群だ。「アイアンマン」「マイティ・ソー」「キャプテン・アメリカ」など単発作品で知名度を上げ、そうしたヒーロー大集合の「アベンジャーズ」が2012年(平成24年)に大ヒット。アメコミ・ファン層を広げ、現在に至るまでその世界観をさらに拡充させている。その後、2012年にディズニーがルーカス・フィルムを買収したことで、「スター・ウォーズ」シリーズの復活が決定。ここから2015年(平成27年)に「フォースの覚醒」が公開されるまでSWフィーバーが起きた。本シリーズのフランチャイズ化はますます広がりを見せている。
特筆すべきヒットとなったのは、2014年(平成26年)のディズニー・アニメーション「アナと雪の女王」で、日本公開洋画歴代3位となる約255億円を稼ぎ出した。本作の“Let It Go”がこのヒットを導いたように、「レ・ミゼラブル」(平成24年公開)、「グレイテスト・ショーマン」「ボヘミアン・ラプソディ」(共に平成30年)など“心に残る歌”がヒットを生む時代が来ているようだ。
それでは一年ずつ紹介していこう。
平成21年(2009)
1. ヒット作・話題作:
「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」「シックスセンス」「マトリックス」「恋におちたシェイクスピア」など
2. 読者選出ベスト男女:
ジョニー・デップ、アンジェリーナ・ジョリー
3. 死去:
ファラー・フォーセット、パトリック・スウェイズ
4. 主な出来事:
オバマ米大統領就任、民主党大勝で自民党が第二党に
5. 流行:
こども店長、草食男子
平成22年(2010)
1. ヒット作・話題作:
「アリス・イン・ザ・ワンダーランド」「インセプション」「シャーロック・ホームズ」「トイ・ストーリー3」など
2. 読者選出ベスト男女:
ジョニー・デップ、アンジェリーナ・ジョリー
3. 死去:
デニス・ホッパー、トニー・カーティス
4. 主な出来事:
小惑星探査機『はやぶさ』帰還、APEC横浜で開催
5. 流行:
『もしドラ』ベストセラー、大河ドラマ「龍馬伝」
平成23年(2011)
1. ヒット作・話題作:
「ハリー・ポッターと死の秘宝PART2」「英国王のスピーチ」「ブラック・スワン」「塔の上のラプンツェル」など
2. 読者選出ベスト男女:
ジョニー・デップ、ナタリー・ポートマン
3. 死去:
エリザベス・テイラー、ピーター・フォーク
4. 主な出来事:
東北地方太平洋沖大地震、地上波アナログ放送終了
5. 流行:
なでしこジャパン、『がんばろう日本』
平成24年(2012)
1. ヒット作・話題作:
「レ・ミゼラブル」「アベンジャーズ」「アメイジング・スパイダーマン」「アーティスト」など
2. 読者選出ベスト男女:
ジョニー・デップ、アン・ハサウェイ
3. 死去:
トニー・スコット、シルビア・クリステル
4. 主な出来事:
東京スカイツリー開業、自民党が第一党に返り咲き
5. 流行:
iPS細胞、終活、LINE
平成15年(2003)
1. ヒット作・話題作:
「ゼロ・グラビティ」「テッド」「スタートレック イントゥ・ダークネス」「モンスターズ・ユニバーシティ」など
2. 読者選出ベスト男女:
ベネディクト・カンバーバッチ、クロエ・グレース・モレッツ
3. 死去:
ポール・ウォーカー、ピーター・オトゥール
4. 主な出来事:
富士山が世界文化遺産に登録、東京オリンピック開催決定
5. 流行:
アベノミクス、倍返し、『じぇじぇじぇ』