まもなく2019年2月24日(現地時間/日本時間2月25日)に開催される今年のアカデミー賞授賞式。今回は稀に見る大激戦が繰り広げられていると話題ですが、果たしてどの作品、どの俳優に注目すればいいのでしょう?これを読んでおけば、本番が10倍楽しめること請け合いの直前特集をお届けします!注目の見どころは最後のページに記載。すみずみまでチェックを〜!

監督賞

作品賞がこれだけ混沌としているのに、監督賞の本命はアルフォンソ・キュアロンで決まり、というのが妙な感じ。ただその「ROMA/ローマ」が外国語映画賞だけなのか、作品賞もW受賞する史上初の快挙を成し遂げるかが問題なのだ。それにしても2010年代のこの部門のメキシコ出身監督の勢いは目をみはるばかり。キュアロン自身2013年の「ゼロ・グラビティ」で受賞済みだが、昨年の「シェイプ・オブ・ウォーター」のギレルモ・デル・トロに続き2年連続メキシコ出身者受賞になるだろう。2014年にも「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」でアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥが受賞していて、この7年で4回メキシコ勢が受賞となる。

対抗は「ブラック・クランズマン」のスパイク・リーあたりか。それにしてもキュアロン以外にも、ギリシアのヨルゴス・ランティモス、ポーランドのパヴェウ・パヴリコフスキと候補者の過半数を外国勢が占めていて、ハリウッド勢がやや劣勢なのはどういうことだろう。

監督賞候補

アルフォンソ・キュアロン「ROMA/ローマ」

スパイク・リー「ブラック・クランズマン」

画像1: 監督賞候補

ヨルゴス・ランティモス「女王陛下のお気に入り」

画像2: 監督賞候補

パヴェウ・パヴリコフスキ(「COLD WAR あの歌、2つの心」)

画像3: 監督賞候補

アダム・マッケイ(「バイス」)

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