まもなく2019年2月24日(現地時間/日本時間2月25日)に開催される今年のアカデミー賞授賞式。今回は稀に見る大激戦が繰り広げられていると話題ですが、果たしてどの作品、どの俳優に注目すればいいのでしょう?これを読んでおけば、本番が10倍楽しめること請け合いの直前特集をお届けします!注目の見どころは最後のページに記載。すみずみまでチェックを〜!

主演男優賞

賞レース開始時期あたりでは「バイス」でディック・チェイニーを体型を変えて演じたクリスチャン・ベールが一歩リード。「グリーンブック」のヴィゴ・モーテンセン、「アリー/スター誕生」のブラッドリー・クーパーあたりが追うかと見られていたが、ゴールデングローブ賞(ドラマ部門)と俳優組合賞を「ボヘミアン・ラプソディ」のラミ・マレックが受賞したことで一気に有力候補に。フレディ・マーキュリーを入魂のなりきり演技で見せきり、作品とともにマレックの株が上がりっぱなしだ。

原稿を書いている時点ではまだゴールデングローブ賞(コメディー/ミュージカル部門)受賞のベール優勢だが、最後にマレックが逆転するかも。ちなみに『永遠の門 ゴッホの見た未来』でゴッホ役のウィレム・デフォーを加え、候補の5人中、4人が実在人物を演じている。

主演男優賞候補

ブラッドリー・クーパー「アリー/ スター誕生」

クリスチャン・ベール(「バイス」)

画像1: 主演男優賞候補

ウィレム・デフォー「永遠の門 ゴッホの見た未来」

画像2: 主演男優賞候補

ヴィゴ・モーテンセン「グリーンブック」

画像3: 主演男優賞候補

ラミ・マレック「ボヘミアン・ラプソディ」

主演女優賞

この部門も最初は「アリー/スター誕生」のレディー・ガガ優勢と言われてきたが、徐々に「女王陛下のお気に入り」のオリヴィア・コールマンが本命視され、それがゴールデングローブ賞(ドラマ部門)と俳優組合賞の受賞でグレン・クローズ(「天才作家の妻 40年目の真実」)が逆転しそうな気配に。彼女が有力になる理由はもう一つあって、これまで彼女は助演賞3回、主演賞3回と計6回候補になり、無冠。今回が7度目の候補で、ここで受賞できないと女優歴代単独トップの記録になってしまう。

そろそろこの名女優にオスカー像を、という傾向が業界内に出てきても不思議はない。ただ対抗オリヴィアもまだ侮れない存在。発表の瞬間まで予断を許さない。「ROMA/ローマ」のヤリッツァ・アパリシオはここまで目立った賞の受賞歴はなく、『キャン・ユー・エバー・フォーギブ・ミー?』のメリッサ・マッカーシーは、前日行なわれるゴールデン・ラズベリー賞(最低映画賞)でもノミネートされているという珍しいケースに。

主演女優賞候補

レディー・ガガ「アリー/スター誕生」

オリヴィア・コールマン「女王陛下のお気に入り」

メリッサ・マッカーシー(「キャン・ユー・エバー・フォーギブ・ミー?」)

画像1: 主演女優賞候補

ヤリッツァ・アパリシオ「ROMA/ローマ」

画像2: 主演女優賞候補

グレン・クローズ「天才作家の妻 40年目の真実」

画像3: 主演女優賞候補

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