まもなく終わろうとしている平成の時代。この間も映画界では続々とスクリーンを輝かせ、観客をときめかせてくれるイケメン男優が次々誕生してきました。本誌の読者投票で人気上位を飾ったオトコたちを中心に、この約30年を振り返ってみましょう。(文・金子裕子/デジタル編集・スクリーン編集部)
平成中期/2000’s
「ハリポタ」「LOTR」などから人気者が誕生
大ヒット・シリーズから次々と生まれた人気イケメン・アクターたち
2000年代は、〈イケメン史〉に大きな変化が。というのも、大作シリーズに出演したことで、これまで(ほとんど)無名だった俳優がいきなり世界的な人気者になるという現象だ。
『ハリー・ポッター』シリーズで天才子役と絶賛されたダニエル・ラドクリフ。そのシリーズが続いた10年の間、人気が衰えることはなかった。
また『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズで金髪のエルフ族を演じたオーランド・ブルームは、演劇学校を卒業したばかりの新人だった。同じシリーズで勇敢な戦士であり、後に王となるアラゴルンを演じたヴィゴ・モーテンセンも、クセ者俳優としてインディペンデント作品に出演していた地味目な存在。ともに、このシリーズが公開されるやいなや世界的に大ブレイクした。
さらに、『X-MEN』シリーズで“ウルヴァリン”を演じたヒュー・ジャックマンも、当時のハリウッドではほとんど無名だったが、そのワイルドにしてエモーショナルな役作りで高い評価を得て、いまや国際派の大スター。ダニエル・クレイグも『007 カジノロワイヤル』(06年)で6代目ジェームズ・ボンドへの抜擢が運命の分かれ道だった。
「X-メン」第1作の時はまだ無名に近く、他の共演者に埋もれていたようなヒュー。その後ウルヴァリン人気で知名度急上昇。
平成後期/2010’s
…はスクリーン本誌2019年5月号にて!
いわゆる若手イケメンだけが人気を獲得するのではなく、個性豊かなミドルエイジや、演技派たちにもスポットが当たり、ファンの好みも多様化した平成後期。さまざまな俳優が登場した中で特に注目すべき人物とは?
続きはスクリーン本誌2019年5月号を要チェック。