01.ティモシー・シャラメ
1995年ニューヨーク州生まれ
美しき少年とアツい夏の夜
“Beautiful Boy”——これほどティモシー・シャラメを形容するにふさわしい言葉があるだろうか。ましてやそれが新作映画のタイトルだったとしたら。しかも主人公をシャラメが演じているとしたら。
そんな夢のような現実がいま起きている。世界がシャラメに堕ちた「君の名前で僕を呼んで」に続く、劇場最新作「ビューティフル・ボーイ」はドラッグに手を染めた息子と彼を支える家族の再生の物語だ。ため息が出るような耽美で世界中を包んだ前作とは一転、メルティ―なシャラメの美しさにドラッグが影を落とす。大幅に減量して撮影に臨んだという壊れそうなほど儚いシャラメが、ただただ残酷で痛い。彼に希望を——そう願わずにはいられない。
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いまから宣言しておくと、今年の夏は忘れられないものになるだろう。なぜならまたシャラメに会えるから。その名も「HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ」。“熱帯夜”を意味するタイトルと挑発的かつ妖艶なシャラメのビジュアル。「君の名前で僕を呼んで」や「レディ・バード」に出演する前の作品で、いまよりも少年らしさが勝る線の細さが危うさを倍増させている。思春期特有の生意気な表情といたずらっぽい笑顔、それでいて“ありがちな夏は飽きた”なんて、もうそれは罪だ。
……忘れられない夏、確定。
「HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ」
2019年8月16日公開
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Photo by Juan Naharro Gimenez/WireImage
02.ジョー・アルウィン
1991年ロンドン生まれ
待望の正統派ジェントルマン
名門演劇学校を卒業後、アン・リー監督の「ビリー・リンの永遠の一日」(2016/日本はDVD発売)で主役デビュー。キャリアは浅いながらも、今年に入ってから「女王陛下のお気に入り」「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」と立て続けに出演作が公開。いずれも名女優の恋の相手を演じ、端正な顔立ちを世に知らしめた。「ある少年の告白」でもキーマンとして出演。“テイラー・スウィフトの恋人”という肩書きが不要なほど、映画界に欠かせない俳優として躍進中だ。
以前は厳戒態勢だったテイラーとのデートも最近はオープン。次のステージ間近⁉
公開中!「ある少年の告白」
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03.ジョー・コール
1988年キングストン生まれ
ポスト“トム・ハーディー”との呼び声も高い、英国若手俳優の最注目人物。過酷な肉体改造を励み挑んだ「暁に祈れ」の鬼気迫る熱演で英国インディペンデント映画賞の主演男優賞を獲得。BBCの人気ギャングドラマ「ピーキー・ブラインダーズ」の主人公キリアン・マーフィーの弟ジョン役としても知られる。昨年は「暁に祈れ」のほか中東の女性に恋をする「きみへの距離、1万キロ」も日本公開され、じわじわとその名を浸透させている。
「ピーキー・ブラインダーズ」に続き、再びギャングドラマへの出演が決定!
「暁に祈れ」
2019年6月4日発売
販売元:ハピネット
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04.ジャック・ロウデン
1990年エセックス州チェルムスフォード生まれ
映画界を席巻するブルーの瞳
舞台で頭角を現わし、2013年にローレンス・オリヴィエ賞最優秀助演男優賞を受賞した若き実力派。若手英国俳優が勢揃いした「ダンケルク」では空軍兵コリンズを演じ、脱帽したら驚くほどイケメン!と話題に。バンド“ザ・スミス”の結成前夜を描いた「イングランド・イズ・マイン モリッシー、はじまりの物語」では、黒髪に染めてフロントマンのモリッシーを熱演。アル・カポネに扮するトム・ハーディと共演した『フォンゾ(原題)』の公開も待ち遠しい。
“ジャクロ”の愛称ですでに注目されているが、モリッシーとの相乗効果でさらなるブレーク必至!
「イングランド・イズ・マイン モリッシー、はじまりの物語」
2019年5月31日公開
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Photos by Nicholas Hunt, Michael Loccisano/Getty Images, Mireya Acierto/FilmMagic