なんでそんなにハマるのか?
80年代カルチャーがクール!
80年代のポップ・カルチャーへのこだわりがハンパない本作。「E・T」や「スタンド・バイ・ミー」を思い起こさせる冒険譚に加え、ポスターは「インディ・ジョーンズ」等を手掛けたドリュー・ストルーザン風、音楽もMTV全盛時代の空気を完璧に再現するなど、マニア心をくすぐるオマージュの数々にファンは熱狂。しかもそれを単なるノスタルジーに留めていないのが本作のスゴさ。いま最もクールなのが80'sカルチャーなのだ。
先が読めないミステリーに夢中!
小さな田舎町で起こった12歳の少年の失踪事件と、時をほぼ同じくして現れた正体不明の少女。その背後には謎の研究施設と、掴みからしてかなりキャッチーな本作。だがSFホラーとしての完成度はかなりのもの。リスペクトするスティーヴン・キング作品同様、物語はツイストを繰り返しながらスケールの大きなドラマへと発展していく。絶妙な恐怖感と先が読めない巧妙なミステリーが完璧に融合した最高級のエンターテインメントだ。
ピュアな青春模様に胸キュン!
12歳の少年にとって、青春はまさにこれから幕を開けようというところ。恋よりもゲームに夢中だったマイクたちが、謎めいた美少女と出会ってドキドキしたり、気になる女の子に上手く声をかけられなくて落ち込んだり。青春ドラマのお約束プロム・パーティーでの年上のお姉さんの粋な計らいなど、ジョン・ヒューズ映画を彷彿とさせる純度の高い青春模様は胸キュン・シーンの連続。ピュアで不器用な彼らを愛さずにはいられない!
キッズたちの成長に胸アツ!
仲間の少年ウィルの失踪と、謎の少女エルとの出会いによって、ゲームとファンタジーが大好きな冴えない少年だったマイクたちの人生に大きな変化が。少年たちが子供らしい柔軟な感性で少しずつ真実に近づき、大冒険を繰り広げる中で着実に成長していく姿にあふれるジュブナイル感がたまらない。巨大な陰謀と謎に翻弄されながら、友達を救うために彼らなりに手を尽くし、敵に立ち向かっていくそのひたむきさに胸が熱くなる。