2019年12月20日(金)ついに公開される「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」。新たに抜擢されたキャストも、旧作からのキャストにとってもこれが最後の「スター・ウォーズ」となります。彼らは今どんな思いを抱いているのでしょう?レイ役のデージー・リドリーをはじめとする豪華キャストたちへの特別インタビューです。

ジョン・ボイエガ × ケリー・マリー・トラン × ナオミ・アッキー

前作から続投するフィン役のジョン・ボイエガとローズ役のケリー・マリー・トラン。そして新キャラクターのジャナ役で初参加のナオミ・アッキー。彼らを最後に待つ冒険とはどんなものなのだろうか?

──最終章を迎えて、あなたちをもっとも驚かせたことは何でしょう?

ナオミ:
私は初めての参加だから、毎日が驚きの連続だった。面白いと思ったのは、最近よく囁かれている〝多様性〞、それを『SW』はとても自然にやってのけているところよ。どのシーンにも人間がいてエイリアンがいて、あらゆる種族がひしめいているの。その光景はある意味、凄いと思ったわ。でもね、考えてみればSFって最初からそうだったのよ。多様性の先駆者と言われているのは『スター・トレック』なわけだから。改めてSFって凄いって思ったわ。ふたりはどうだった?

ケリー:
セットだと思う。クレイジーって言葉がぴったりよ。どんどん巨大になっていって…

ジョン:
本当に開いた口が塞がらない(笑)。僕は1作目から参加しているけど、回を重ねるごとに大きくなっていって、最後の撮影でのセットは史上最大だって誰かが言っていた。

ナオミ:
大きさだけじゃなくて、ラグジュアリーでディテールも素晴らしいのよ。

ジョン:
『最後のジェダイ』ではレジスタンスが弱体化している。新作で僕たちは最後の抵抗を繰り広げるんだ。巨大なセットはそのために必要な大きさだよ。贅沢というんじゃなく、『SW』にはふさわしいサイズで仕様だと僕たちは思っている。

──ナオミは新キャラクターのジャナという女性を演じますが、役どころを教えてください。

ナオミ:
ジャナは戦士なの。レジスタンスが助けを求めているときに接触して一緒に戦うことになる。彼女は騙したり盗んだりすることが得意で、その特技はレジスタンスに影響を与えるのよ||詳しいことは言えないけど。

ジョン:
フィンとジャナには同盟関係がある。ジャナはとても興味深い人間で、ここではいえないようなことも明らかになるんだ。さしずめ、彼女のバックグラウンドは〝取扱注意〞って感じかな(笑)。

ナオミ:
SWワールドの新しい住人というだけで、みんなが目を輝かせて「で、あなたはSW世界でどんな役割を果たすの?」と尋ねてくる。その様子を見るのはとても楽しいわ。そうか、『SW』の一員になるというのは、こういうことなのかって感じよ。

──フィンにはどんな変化が訪れるんですか?

ジョン:
僕は、シリーズが始まったときから3本の作品を通してフィンにアーク(成長)が欲しかった。レイの運命は、彼女に強くなることを要求し、それに応えて回を追うごとに強くなっているんだ。じゃあ、そんなパワーをもたないフィンにはどんな成長がふさわしいだろうかと考えたとき、僕は人間的な経験を積むことだと思ったんだ。『最後のジェダイ』でフィンが最後に見せた自己犠牲のスピリット、それはこれからみなさんが見ることになる『スカイウォーカーの夜明け』のフィンの序章というか、誕生みたいなものだ。フィンは戦うべきもののために戦い、命をかけると言っておくよ。

──まるで死んでしまうような言い方ですね。

ジョン:
いやいや、それは観てみないと判らないね!(笑)

──あなたたちの冒険はこれで終わるんでしょうか?つまり、ディズニーは配信でのスピンオフに意欲的なので、そういうかたちで再登場もありえるのかということです。

ケリー:
私は『SW』で、私たちがやったことや経験させてもらったことにとても満足しているし、ハッピーな気持ちでいっぱいなの。でも、どうしてもその世界に留まっていたいというわけではないわ。私は、役者としてアーティストとして次に進みたいと思っている。新しいことをやりたいのよ。

ジョン:
それには大賛成だ。そう、僕たちは何かやらなきゃいけない。

ナオミ:
私は今回が初めてだけど、その気持ちはよーくわかる。100パーセント賛成だわ。アクターというのはクリエイティブな人間だから、ひとつのことに満足出来ない。もしかした次の世界にリスクがあるかもしれないけど、そこに向かっていかなきゃいけないと思うものなのよ。

ジョン:
そうそう。

ケリー:
ラグジュアリーなセットから飛び立たなきゃ!

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