ディズニー&ピクサー最新作「2分の1の魔法」は主人公の兄弟の声優としてトム・ホランドとクリス・プラットという「アベンジャーズ」の二人が共演していることも話題。まるで本当の兄弟のように仲の良い二人に話を聞いてきました!(文・成田陽子/デジタル編集・スクリーン編集部)
(カバー画像:Photo by Vera Anderson/WireImage)

2020年8月21日(金)公開!「2分の1の魔法」

画像: ©2020 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

©2020 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

監督:ダン・スキャンロン
声の出演:トム・ホランド、クリス・プラット
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

「トイ・ストーリー」「リメンバー・ミー」などのディズニー&ピクサー最新作。“魔法が消えかけた”世界を舞台に、天国の父に一目会うため魔法を取り戻そうとする兄弟の冒険を描く。主人公の兄弟の声優で「スパイダーマン」のトム・ホランドと「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のクリス・プラットが夢の共演。

イアン・ライトフットを演じるトム・ホランドが語る

Photo by Vera Anderson/WireImage

演じるのは…
魔法の才能を秘めた弟 イアン・ライトフット
16歳の少年。引っ込み思案で自信がないが、 実は隠れた魔法の才能がある。生まれる前 に亡くなった父に一目会うことが願い。

僕にとって最も大事な魔法は家族の存在

「2分の1の魔法」で主人公の少年イアンの声を担当しているトム・ホランドはクールな黒いジャケットを着て登場、スリムな体がますます細く見えるが話を始めると芯のある熱血漢の性格が現れてくる。

『「2分の1の魔法」は魔法をテーマにした作品だけど、僕にとっての魔法はやっぱり家族だろうな。僕は4人兄弟の一番上だけれど家に帰ると弟たちにゴルフでは負かされ、ラグビーやサッカーも弟たちのほうがずっと強いし、僕がハリウッドスターだなんていう遠慮は一切持っていなくて、ものすごく爽快!僕は両親や兄弟とチャリティー活動に励んでいて、「ブラザーズ・トラスト」という慈善団体なんだけど、それもどんどん広まっていっている。

そういう家族こそ僕の最も大事なマジックだと信じているもの。アニメーション映画で一番好きだったのは「ロビン・フッド」。キツネや女狐が凄く可愛かった!それから「リメンバー・ミー」も良かったな』

本作では声優として同じ〝アベンジャーズ〞のメンバーでもあるクリス・プラットとの再共演が実現。「アベンジャーズ」の共演者との絆は彼にとって特別なもののようだ。

『僕にとってクリス・プラットは頼れる兄貴のような存在。クリス・ヘムズワース、ロバート・ダウニー・ジュニア、スカーレット・ヨハンソンたちは僕のビッグブラザーでありビッグシスターで、有名になってからの悩みとか、プライベートのことなど色々相談に乗ってくれる。僕は彼らをお手本にして生きているんだよ。「スパイダーマン」に選ばれて以来この年間僕は必死に人生の道路を運転してきたけれど、大勢の人と知り合い、信じられないような幸運に巡り合って、人生の最初の橋を渡ったと思ったね』

そして思い出したようにアメリカ生活のエピソードを語り始めた。

『運転と言えば以前ロンドンからロスに朝凄く早く到着して、疲れていたのだけれど友達とすぐに車を借りて運転して、どうも何かがおかしいと思って気がついたんだ。僕らはなんと英国式に左側を走っていたんだ(アメリカは右側通行)!

運良く早朝だったから他の車がなくて大丈夫だったものの習慣って恐ろしいよね。運転は母から習った。父は忍耐力がないから息子に運転なんか教えられないんだ。ギア付きの車だったからエンストばかりしていたな』

スパイダーマンさながらに運動神経も抜群な彼はスポーツも大好きだという。

『僕がスポーツで好きなのはスノーボーディング。マスクしてできるから。ビーチだと不可能でしょ。マスクなんかしていたら変人だと思われてしまうし。やっぱり他の人にじろじろ見られると満足に楽しめないからね。レストランなどに行くのもパパラッチが居るからちゃんとした服を着て、髪も整えていかなくてはならないから面倒くさいよね。

でもファンがサインやらセルフィーを頼んできたら快く承諾する。ファンあっての僕らなんだから。でも、過ぎの男性が寄ってきたりするとちょっとたじろいでしまうよね。何の目的かなって疑ってしまうもの(笑)。プライベートでデートしたりする時はすごく気をつかう。私生活を何もかもさらけ出したくないから』

今年のアカデミー賞の授賞式について聞くと、オスカーを獲得したポン・ジュノ監督との意外なエピソードを明かしてくれた。

『授賞式はテレビでしっかりと見ていた。「パラサイト 半地下の家族」はものすごく好きだったし、もう2回も見ていたから受賞した時最高に嬉しかったね。完璧な映画だと思う。広角レンズの使い方なんてのけぞってしまうもの。特別レッスンを受けて使いたい撮影技術だと思うね。

実はポン・ジュノ監督には数年前に会ったことがあって、彼が製作した「海にかかる霧」という映画をアメリカでリメークする企画だったのだけど。その時は実現しなかったものの、これから監督にメールを送ってぜひいつか彼の映画に参加したいとリクエストしてみようかな!』

お次は「チェリー(原題)」という映画で「アベンジャーズ/エンドゲーム」のルッソ兄弟監督と再タッグ。大人の犯罪ドラマだそうで楽しみである。

This article is a sponsored article by
''.