2021年3月19日(金)に第44回の授賞式が開催される「日本アカデミー賞」。はたして最優秀賞はどの作品・俳優になるのか、いまから気になっている方も多いのではないでしょうか。 すでに最優秀賞以外は発表されているわけですが……各賞が持つ意味って、みなさんご存知ですか?? というわけで今回は、日本アカデミー賞・全22部門をおさらいしていきます!

【その他の賞】7部門はこれ!

新人俳優賞

劇場映画に出演し、主演・助演クラスの役を演じて印象を与えた俳優が対象の賞です。原則として、これまで日本アカデミー賞において受賞歴がないことが条件となります。(映画初出演でなくてもOK)。男女 3~5名ずつ選出されます。

話題賞

ニッポン放送のラジオ番組「オールナイトニッポン」のリスナー投票で決められる賞です。その年の映画界でもっとも話題を集めたと思われる作品と個人に贈られます。協会関係者のみで決められる日本アカデミー賞の中では唯一、一般の人が参加できる賞になります。

協会特別賞

映画製作の現場を支えるさまざまな職能に従事する方の栄誉を讃える賞です。選考は、運営・実行委員より選ばれた14名に委託されています。

画像: 協会特別賞

協会栄誉賞

国民的栄誉に該当する表彰を受けた方に贈られる賞です。

会長特別賞

永年にわたり多大な貢献と顕著な実績をしるし逝去された映画人に対して与えられる賞です。

会長功労賞

永年にわたり多大なる貢献と顕著な実績をしるした映画人に与えられる賞です。また、その年に顕著な興行成績をあげた映画の中で、企画性が優れた作品の企画チームに対し与えられるものでもあります。

岡田茂賞

日本を代表する東西の製作スタジオ・東映撮影所所長を歴任してきた協会名誉会長・岡田茂氏。その名を冠したこの賞は、独自の創造性と高い技術力で、娯楽性と芸術性を併せ持つ高品質の映画を製作した「製作プロダクション」を顕彰するものです。その選考は、協会の会長・運営委員長・実行委員長・総合プロデューサー・事務局長が務めます。

まとめ

映画を観るとき、どうしても主演俳優やストーリーに目がいきがちです。でもそこに集中できるのは、セットや音楽、撮影の仕方やシーンの繋ぎ方のバランスが取れているから……と言えるのではないでしょうか。

人物の撮り方や光の当て方、小物の選定や効果音の挿入などなど。撮影賞や編集賞といった各賞の意味を知ってから受賞作品を観れば、これまで気づかなかった製作スタッフのこだわりにも気づくはず。

素晴らしい映画は素晴らしい俳優、素晴らしいスタッフたちがいるからこそできるものです。それを讃えるのが日本アカデミー賞であり、我々映画ファンが映画の魅力を改めて知る良い機会といえるでしょう。

これまで日本アカデミー賞を「よく知らなかった…」なんて方も、2021年3月19日(金)の第44回・日本アカデミー賞 授賞式をぜひチェックしてみてください!

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