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ゼム
アメリカに根深く残る差別の闇を不気味で独特な世界観で描く
Amazon Prime Videoにて独占配信中
※日本語吹き替え版は2021年7月23日(金)より独占配信
2021年アメリカで開催されたSXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)映画祭のエピソードプレミア枠にて観客賞を受賞したソニー・ピクチャーズ・テレビジョンとAmazon Studio 共同制作のAmazon Original ドラマシリーズ。
一家の母親ラッキーを『ハリエット』(2019)のデボラ・アヨリンデ、夫ヘンリーを『ずっとあなたを待っていた』(2018)のアシュリー・トーマスが演じ、『バイス』(2018)のアリソン・ピル、『アス 』(2019)のシャハディ・ライト・ジョセフ、『Trick(原題)』(2019)のメロディー・ハード、ドラマ『トゥルーブラッド』のライアン・クワンテンらが出演。
黒人の大移動として知られる1950年代に、ノースカロライナから白人ばかりが住むロサンゼルスへ引っ越してきた黒人のエモリー一家。閑静な住宅街で、悪質な警察や隣人、さらにこの世のものではない何者かの恐怖に追い詰められた家族が破滅へと向かう姿を描くサイコロジカルホラー。
見どころポイント1:悪質すぎる嫌がらせの数々
家の前に椅子を並べ座り込み大音量の音楽を流すのは序章でしかなく、飼い犬の殺害、ガソリンをまいて火を放ち、さらには暴行まで。一家と会話すらせずに、必死に追い出そうとする姿から差別感情の激しさが伝わる。
見どころポイント2:崩壊していく主人公一家
ラッキーが目にし、ヘンリーの前にも現れる黒い帽子の男、グレイシーが見るミス・ヴェラなど、謎の存在が多く登場し、家族を精神的に追い詰めていく。彼らは一体何者なのか。なぜ、一家の前に現れるのか。
このキャラクターに注目
<エモリー家>※画像右から
父・ヘンリー
エンジニアとして働く退役兵。子どもたちに平等な教育をとコンプトンに自宅を購入。
長女・ルビー
成績優秀でイースト・コンプトン高校に入学するも、白人だらけの高校で孤立している。
次女・グレイシー
ミス・ヴェラの本を愛読。コンプトンに来てからミス・ヴェラの幻覚を見るようになる。
母・ラッキー
元教師。過去の出来事で心に深い傷を負い、幻覚にも悩まされているがとても強い女性。
ベティ
エモリー一家を追い出そうとする隣人。
ジョージ
農場主。ベティの家に牛乳配達をしている。
地下鉄道 ~自由への旅路~
南北戦争以前のアメリカ南部で自由を求めて生きる少女の物語
Amazon Prime Videoにて独占配信中
コルソン・ホワイトヘッドのピューリッツァー受賞小説「地下鉄道」をもとに、『ムーンライト』( 16)のバリー・ジェンキンス監督が手がけるAmazon Original ドラマシリーズ。南北戦争以前の南部で自由を求めて必死に生きる一人の少女、コーラ・ランドルの物語を描く。
噂の地下鉄道を目指し、ジョージアのプランテーションを脱走したコーラは、エンジニアと車掌でいっぱいの実際の鉄道と、南部の土壌の下にある線路とトンネルの秘密のネットワークを発見する。
主人公コーラを新鋭スソ・ムベドゥ、賞金稼ぎのリッジウェイをジョエル・エドガートンが演じるほか、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 』(2019)のデイモン・ヘリマンらが出演している。
見どころポイント:アーティスティックな映像美
『ムーンライト』(16)、『ビール・ストリートの恋人たち』(18)に続き、ジェームズ・ラクストンが撮影監督を担当。自由を探し求める旅に繰り出すコーラの逃亡劇を、圧倒的な映像美で描き出す。制作総指揮はバリー・ジェンキンス他。
『ムーンライト』(2016)、『ビール・ストリートの恋人たち』(2018)に続き、ジェームズ・ラクストンが撮影監督を担当。自由を探し求める旅に繰り出すコーラの逃亡劇を、圧倒的な映像美で描き出す。制作総指揮はバリー・ジェンキンス他。