巨匠スティーヴン・スピルバーグ監督の最新作にして初挑戦となるミュージカル作品『ウエスト・サイド・ストーリー』がいよいよ公開! スティーヴン・スピルバーグ監督が選抜した新鋭キャストたち。圧巻の歌とダンスを見せる彼らのインタビューをお届けします。

アンセル・エルゴート(トニー役)

“ レイチェルと一緒に歌うのはとても楽しかった ”

画像: “ レイチェルと一緒に歌うのはとても楽しかった ”

アンセル・エルゴート プロフィール

1994年3月14日、アメリカ・ニューヨーク生まれ。デビュー作は名作ホラーのリメイク『キャリー』(2013)。脚光を浴びたのはエドガー・ライト監督の『ベイビー・ドライバー』(2017)。日本の裏社会を描くHBOドラマ「TOKYO VICE」が待機中。

── スピルバーグ監督との作品作りはいかがでしたか?

文字通り、夢が叶った。僕は12歳の時「ウエスト・サイド・ストーリー」の舞台に出演したことがあるんだ。だからスティーヴンの映画でトニーを演じるなんて、まったく想像できなかった。彼は本当に素晴らしいリーダーで、クルー全体が「オールスター」のようだった。若い役者としてそういうクルーに参加することは、僕に最高の仕事をしたいと思わせたよ。それに彼からは「とてもシンプルにしておく」ということを学んだ。自分の役を過剰に演じる必要はない。スティーヴンは時々「ポケットに手を入れて、通りを歩いて行って、あっちを見て“Maria”を歌って」と言ったりする。本当にとてもシンプルなんだ。

── 本作の中でお気に入りの楽曲はありますか?

バルコニーのシーンでレイチェル(・ゼグラー)と“Tonight”を歌うのが大好きだった。他の歌も大好きだけど、あのデュエットの側面がすごく好きなんだ。レイチェルと一緒に歌うのはとても楽しかった。なぜなら、そこで僕たちの間にやりとりがあったから。それに彼女は本当に素晴らしいシンガーでもある。とても素晴らしい人と一緒に仕事をしている時、こちらももっと良くなるものなんだ。

▶︎▶︎マリア役レイチェル・ゼグラーのインタビューは、連載「今月の顔」にて近日公開!

アリアナ・デボーズ(アニータ役)

“ カメラに向かって演じる場合は、そのカメラが私の観客 ”

画像: “ カメラに向かって演じる場合は、そのカメラが私の観客 ”

アリアナ・デボーズ プロフィール

1991年1月25日生まれ。アメリカ・ノースカロライナ州出身。舞台やドラマ、映画など幅広く活躍。代表作に舞台「ハミルトン」(2015-16)、映画『ザ・プロム』(2020)など。マシュー・ヴォーン監督の『Argylle(原題)』が待機中。実際にプエルトリコの血を引く。

── あなたはトニー賞にノミネートされていますし、ブロードウェイで多くの経験を持っています。映画の仕事は、あなたにとってかなり違うものですか?

キャラクターを作っていくことは、私にとって同じだったわ。どんなメディアかは関係ない。私の挑戦は、どの観客に向けて私が演じているかの理解を学ぶことだった。カメラに向かって演じる場合は、そのカメラが私の観客。一方でブロードウェイでは(目の前の)600人が私の観客になる。だから、違うやり方で(演技を)届けないといけないけど、カメラに向けた演技ではもっと繊細にやることが出来るの。

── この映画では、最高のコリオグラファー(振付師)の一人、ジャスティン・ペックがダンスの振り付けをやっています。ジャスティンとの仕事はいかがでしたか?

ジャスティンはとても才能に溢れている。彼が仕事をするのを見たり、彼と仕事をするのとても好きだった。彼にはとても大きな仕事があった。何か彼自身の良さが入ったものを作り出すというね。だから、あなたたちがこの映画の中で見る全てがとても独自でジャスティン・ペックなの。でも、オリジナル作品の動きからのインスピレーションを感じると思うわ。

デヴィッド・アルヴァレス(ベルナルド役)

“ 誰も何かを再現しようとはしていなかった ”

画像: “ 誰も何かを再現しようとはしていなかった ”

デヴィッド・アルヴァレス プロフィール

1994年5月11日生まれ。カナダ・ケベック州出身。主な代表作は2008年のブロードウェイ作品「Billy Elliotthe Musical(原題)」のビリー・エリオット役。同作で15歳にしてトニー賞ミュージカル部門男優賞を受賞した。直近の出演作にドラマ「American Rust(原題)」(2021)など。

── 撮影中のお話をお聞かせください。

大好きだったのは、体育館でマンボ・ダンスのシーンを撮影している時だね。スティーヴンが大好きだった一つのテイクがあった。彼はアンサンブル・キャスト全員に「ここに来て」って言った。そして、僕たち全員が彼を囲んでプレイバックを見た。本当に素晴らしかったよ。体育館全体がクレイジーになり始め、みんな拍手をするほどさ。スティーヴンに飛びついたり、ハグしたりする人もいた(笑)。みんながどれほど団結し、どれほど情熱的だったかというとても素晴らしい思い出だ。

── 『ウエスト・サイド物語』のベルナルド役ジョージ・チャキリスの演技を参考のために見ましたか?

こうした作品に関しては、これまでに見たことがないような新しいものを提供するというのがすべてだと思う。だから、この映画にはそういう(新しい)ものがたくさんある。キャラクターから脚本、撮影、演出と、すべてがとても独自のものだから、本当に比べられない。誰も何かを再現しようとはしていなかった。マリアからベルナルド、リフまで、みんなが新しい解釈をしようとしていたし、みんながまったく新しいものを持ち込んだんだ。それが、この映画をとても素晴らしいものにしていると思うよ。

© 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.

『ウエスト・サイド・ストーリー』
2022年2月11日(金・祝)公開

<ストーリー>
1950年代のニューヨーク。多くの移民が暮らすマンハッタンのウエスト・サイドでは、貧困や差別の不満を募らせた若者たちが同胞の仲間と結束し各チームの対立は激化。ある日、プエルトリコ系移民グループ〈シャークス〉のリーダーを兄に持つマリアは、青年トニーと運命的に出会い、一瞬で惹かれあう。だが、彼は兄たちが対立するヨーロッパ系移民〈ジェッツ〉の元リーダーだった。二人の愛は多くの人々の運命を変えていくことに......。

アメリカ/2021/ウォルト・ディズニー・ジャパン
監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演:アンセル・エルゴート、レイチェル・ゼグラー、アリアナ・デボーズ、マイク・ファイスト、デヴィッド・アルヴァレス、リタ・モレノ
© 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.

Disney+ (ディズニープラス)

This article is a sponsored article by
''.