イントロダクション
ピクサー・スタジオが世界初のCG長編アニメーションとしてこの世に放ったのが、1995年の『トイ・ストーリー』。その登場キャラであるバズ・ライトイヤーは、子供だったアンディ少年のお気に入りおもちゃのひとつ。そもそもバズはアンディのお気に入りでもある映画の主人公をおもちゃにした設定だった。アンディが人生を変えるほど夢中になったその映画をちゃんと映画にしてしまえ! というアイディアのもと、製作されたのが本作なのだ。
監督はテレビのスペシャル作品『トイ・ストーリー・オブ・テラー!』(2013)でアニー賞を受賞、『ファインディング・ドリー』(2016)で共同監督を務めたアンガス・マクレーン。『スター・ウォーズ』などを見てワクワクしながら育ち、映画の世界に没頭する楽しさをアンディ同様味わってきた監督は、そういう思いを次の世代にも味あわせたいと思ってこのSFアドベンチャー・アニメーションを作りあげたという。
だから中身はかなりちゃんと科学的にも裏づけされた、クリストファー・ノーラン監督の『インターステラー』(2014)に並ぶようなSF作品になっている。ピクサー作品としては初のIMAX向け映画になっているのも話題。これは映画館で観ないと損だ!
ストーリー
有能なスペース・レンジャーであるバズ・ライトイヤーは、自分の力を過信したために1,200人の乗組員とともに危険な惑星に不時着するハメに。相棒の猫型ロボットのソックスとともに、全員を地球に帰還させるためのミッションに挑むバズ。その行く手には、ずっと孤独だったバズの人生を変える個性豊かな仲間たちと、思いもよらぬ“敵”が待ち受けていた──。
登場キャラクター
バズ・ライトイヤー(声:クリス・エヴァンス)※画像右
優秀なスペース・レンジャーだが、責任感が強く、他人に頼るのが苦手。今回、ある失敗に大きな葛藤を抱えることに。
ソックス(声:ピーター・ソーン)※画像手前
指揮官アリーシャがバズに贈った従順な猫型ロボット。キュートな見た目だけでなく、ハッキングを始め、様々な能力を持つ万能な相棒で、バズの冒険をサポートしていく。
※画像右奥から
モー(声:タイカ・ワイティティ)
“ジュニア・パトロール”の一員。情熱を燃やす対象が見つけられず、何かに専念することに恐れを抱いている。
ダービー(声:デイル・ソウルズ)
志願はしなかったがなぜか“ジュニア・パトロール”の一員に。ぶっきらぼうかつ生真面目なキャラクター。
イジー(声:キキ・パーマー)
アリーシャの孫で新米チーム“ジュニア・パトロール”の一員。バズの人生を変えることになる大切な仲間となる。
©2022 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
バズ・ライトイヤー
好評公開中
アメリカ/2022/1時間45分/配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
監督:アンガス・マクレーン
声:クリス・エヴァンス、キキ・パーマー、ピーター・ソーン、タイカ・ワイティティ、デイル・ソウルズ
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