今回の作品で“マイティ・ソー”となるのはジェーン
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』と大ヒットが続いて、絶好調のマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)! そしてこの夏、いよいよ『ソー:ラブ&サンダー』がやってきます。
クリス・ヘムズワース演じるソー映画第4弾。MCUの中で単独映画が4作まで作られるのはソーが初めて。いかにソー人気が高いか、よくわかります。リリースされた2つの予告編からその内容について予測していきましょう。
まず注目なのは、今回の作品で“マイティ・ソー”となるのはクリヘムではなく、ナタリー・ポートマン演じるジェーンだということ。予告でもジェーンがムジョルニアを手にソーのようになっていますよね。このジェーンが“マイティ・ソー”なのです。コミックではジェーンが癌になり自身は病気と闘いながら女ソーとしても活躍するエピソードがありそれをベースにしていると思われます。
それにしてもドラマ「ホークアイ」で2代目ホークアイがケイト・ビショップという女の子だったり、ペギー・カーターが超人血清でキャプテン・カーターになったり、もうすぐドラマでハルクの従妹シー・ハルク、アイアンマンの意志を継いだ少女アイアンハートが登場と“女性版”ヒーローが続々MCUには登場ですね。
神様というのはMCUのこれからのキーワード
予告編で気になるのはラッセル・クロウ。彼は本作でギリシア神話の神ゼウスを演じます。マーベルの世界では様々な神話の神様がキャラとして登場します。そもそもソーも北欧神話です。
したがってギリシア神話の世界がMCUに出現してもおかしくありません。実際映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(2021)では神秘の村ター・ロー伝説で中国の神々の存在が示唆されるし、ドラマ「ムーンナイト」はエジプトの神々の物語でした。神様というのはMCUのこれからのキーワードです。
それを裏付けるかのように今回の『ソー:ラブ&サンダー』のメイン・ヴィランはクリスチャン・ベール演じるゴア! 予告でもその姿がついにお披露目になりました。
巨漢なサノスとかに比べスリムですがなんともいえぬ不気味さをただよわせています。やはりこれはクリスチャン・ベールならではのオーラ。歴代MCUの中でも最強ヴィランになりそうな予感。それにしてもDCでヒーロー(バットマン)を演じてきた彼を、今回ヴィランに起用とは! MCUのキャスティング・センス、恐るべしです。
このゴアはゴア・ザ・ゴッド・ブッチャーとの異名があり、“神殺しのゴア”という意味です。したがってこのゴアがMCUにいる様々な神様たちを殺そうとする。それに対しソーや神々が結集し立ち向かうという、神様版アベンジャーズ的な展開になるのかもしれませんね?
©Marvel Studios 2022
ソー:ラブ&サンダー
2022年7月8日(金)公開
アメリカ/2022/ウォルト・ディズニー・ジャパン
監督:タイカ・ワイティティ
出演:クリス・ヘムズワース、ナタリー・ポートマン、テッサ・トンプソン、クリスチャン・ベール、タイカ・ワイティティ
©Marvel Studios 2022