#新作編
ダニエル・カルーヤ
Birth:1989年2月24日
Born:イギリス・ロンドン
『ゲット・アウト』(2017)『アス』(2019)のジョーダン・ピール監督最新作『NOPE/ノープ』で、牧場を経営するOJ役を演じている。『ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償』(2021)で第93回アカデミー賞の助演男優賞に輝いたダニエル。今回、ピール監督とは『ゲット・アウト』以来の再タッグとなるが、新たなスリルを味わわせてくれている。
ライアン・ゴズリング
Birth:1980年11月12日
Born:カナダ・オンタリオ州
クリス・エヴァンス、アナ・デ・アルマス共演の、アンソニー&ジョー・ルッソ兄弟(『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019))監督作『グレイマン』で、CIA工作員ジェントリーを演じている。
クリスが演じるCIAの元同僚ハンセンとの対決は見もの。『ラ・ラ・ランド』(2016)などでの甘い雰囲気も良いが、本作のアクションは最高にクール!
#ドラマ編
ジェイミー・ドーナン【スペシャルインタビュー】
Birth:1982年5月1日
Born:北アイルランド・ベルファスト
「ザ・ツーリスト 俺は誰だ?」で、オーストラリアの砂漠で交通事故に遭い記憶を失った男を熱演。『フィフティ・シェイズ』3部作や『ベルファスト』(2021)で有名になったジェイミーだが、TVドラマでは「THE FALL 警視ステラ・ギブソン」の殺人鬼役も秀逸。コメディ映画『バーブ&スター ヴィスタ・デル・マールへ行く』(2021)でも活躍!
── 主人公の「男」を5つの単語で表現すると?
絶望、混乱、孤独、怒り、そして複雑。
── なぜこのプロジェクトに参加しようと思ったのですか?
私は人生のキャリアにおいて、自分のやることを選択できる恵まれた立場にあると思います。その結果、たくさんの作品を読むことができるのですが、この脚本は私にとって際立っていました。今まで読んだものとは違い、とても複雑で、想像力に富み、大胆で、非常に野心的な作品でした。私は常に自分の作品にチャレンジを求めますが、この作品はまさにそのチャレンジでした。でも本当に私の心を動かしたのは、ハリーとジャック・ウィリアムズ兄弟がプロデュースし、クリス・スウィーニーがイギリスで監督した「Back To Life」(2019~)です。極度の悲しみや、かなり衝撃的な奇妙な出来事から、一転してとても面白いものへと変化していくんです。
このトーンはナビゲートするのが難しく、時には見るのが辛くなることもあります。その点、「ザ・ツーリスト 俺は誰だ?」には、観客を翻弄するような演出が多く盛り込まれています。このような内容を扱うには、クリス・スウィーニーが適任だと確信しました。
── このシリーズのテーマを教えてください。
基本的には、猫とネズミの追っかけっこスリラーであり、一人の男が自分探しの旅をするダークでコミカルな作品です。しかし、この作品には愛もあれば、恐怖、憎しみ、復讐、自責の念、すべてが含まれています。この映画は、テーマと感情のシチューであり、そのため、実験的で、すべてを包含する、全員参加型の撮影でした。どの部署も、この仕事でステップアップしていかなければならないのは、信じられないことです。
── 南オーストラリアでの撮影はいかがでしたか?
この環境は、あなたの演技にどのような影響を与えますか?世界中どこでも、どんな場所でも撮影は難しいと思います。大抵は何らかの要素的な理由で、多くの場合は天候です。私たちがアウトバック(オーストラリア内陸の砂漠地帯)で撮影を始めたとき、最初の5週間はそれほどひどい状態にはならなかったんです。3月、4月、5月の終わりでしたが、めちゃくちゃ暑いというわけでもなく、私たちの味方をしてくれました。初期の頃は35度くらいで、それほど暑くはなかったですね。