『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』の監督とアジアの巨匠ウォン・カーウァイがタッグを組んだ話題作『プアン/友だちと呼ばせて』が8月5日(金)より公開となる。SCREEN ONLINEでは、本作の主人公の一人・ボスを演じたトー・タナポップに取材を実施。ニューヨークから帰国してかつての親友と旅に出るボスというキャラクターの役作りから、共演のアイス・ナッタラット、バズ・プーンピリヤ監督やウォン・カーウァイとの仕事についてなど話を聞いた。

“ちょっと自信がなくて「人が怖いな」と思う部分もあるんです”

―脚本を読んで最初にどんな感想をお持ちになりましたか。

「かなりリアルに人の人生を描いていると思ったので、何だか本当に実在する人物のように思えてきました。ボスの気持ちを全力で表現したいと思いました」

―ボスと似ている部分、逆に違うと感じる部分はありましたか。

「似ている所はほとんどありませんでしたね。なので役作りは一から始める感じでした。ただ一つ似ていると感じたのは、ボスが内心では人から愛されないことを恐れている部分です」

―「内心では人から愛されないことを恐れいている」とのことですが、なぜそう感じるのでしょうか。

「リアルな僕はシャイで、ちょっと自信がなくて「人が怖いな」と思う部分もあるんです」

―役作りではどのような準備をされましたか?

「主に2つの準備をしました。1つはバーテンダーの訓練です。もう1つは世代ごとのキャラクターづくりです。大きく分けて4つのタイムラインを演じたと思いますが、どれもが全く違うキャラクターのようでした。それぞれの時代で、目つきも言葉遣いも考え方も異なります。演じ分けるのが非常に難しくて準備に時間がかかりました」

タナポップ演じるボスはニューヨークでバーを営んでいる

―ちなみに今回バーテンダーの役ですが、お酒はお好きですか?

「実は役者を始めてからほとんど飲まなくなったので、今回数年ぶりにカクテルを口にしました。自分で作ったカクテルで満足したのは『キモセラピー』という映画に登場するオリジナルのカクテルです。自分で言うのもアレですが美味しかったです(笑)」

『プアン/友だちと呼ばせて』
8月5日(金)新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、渋谷シネクイントほか全国順次公開
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配給:ギャガ

画像: トー・タナポップインタビュー!『プアン/友だちと呼ばせて』予告編 8月5日(金)公開【公式】 www.youtube.com

トー・タナポップインタビュー!『プアン/友だちと呼ばせて』予告編 8月5日(金)公開【公式】

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