広がり続ける「スター・ウォーズ」銀河に、またもや傑作登場! 新作「スター・ウォーズ:テイルズ・オブ・ジェダイ」の魅力、そして同作に続く今後の期待作をご紹介します。(文・横森文/デジタル編集・スクリーン編集部)

主人公はアソーカ&ドゥーク
2人の心情を丁寧に紡ぐ全6話

画像: 主人公はアソーカ&ドゥーク 2人の心情を丁寧に紡ぐ全6話

スター・ウォーズ」ファンにとって、「テイルズ・オブ・ジェダイ」は、よくぞここまで描いてくれた! と拝みたくなるような6本の短編アニメーションのシリーズとなっている。

このドラマシリーズで描かれるのは、テレビシリーズや劇場版『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』(2008)で人気を博したアソーカ・タノや、闇堕ちする前のドゥークー伯爵などのエピソードだ。

例えばアソーカなら赤ん坊時代にフォースを発揮、自分を襲おうとする肉食獣の心を操り、その能力を見せつける。そこからアナキン・スカイウォーカーのパダワンとなって成長する様なども描かれていく。

画像: 生まれながらにしての“ジェダイ”アソーカ。アナキンへの想いも描かれる

生まれながらにしての“ジェダイ”アソーカ。アナキンへの想いも描かれる

一方のドゥークー伯爵は、汚い政治を行う者たちへの怒りなどを描きつつ、元老院に対する不信や、世の中を安定させたいという思いから、シス卿にのめりこんでいった様が見てとれる。またパダワンだったクワイ=ガン・ジンにどんな思いを持っていたのかもよくわかる。

そう、2人を中心に正史に登場した人物に何が起きたのか(個人的にはヨーダと同じ種族のヤドルのエピソードに驚嘆)まで描き上げ、徹底して詳細を繋ぎ、さらに世界観を深堀りしてくれるからたまらない。細かいネタの応酬に、ファンならため息が出る作品だ。

画像: ドゥークー(左)はなぜシスに堕ちたのか。短編ながら彼の心情が丁寧に描写される

ドゥークー(左)はなぜシスに堕ちたのか。短編ながら彼の心情が丁寧に描写される

「スター・ウォーズ:テイルズ・オブ・ジェダイ」
ディズニープラスで独占配信中

2022/アメリカ/全6話
監督:サウル・ルイス、チャールズ・マレー、ナサニエル・ヴィリャヌエヴァ
声優:コーリー・バートン、アシュリー・エクスタイン、リーアム・ニーソン、イアン・マグダーミド、ブライス・ダラス・ハワード

©2022 Lucasfilm Ltd.

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