「彼女が欲しい!!」 その強い想いだけで4つの女子高に囲まれた噂のモテモテ男子校に転校してきた門松勝太。しかし、勝太が入ったクラスは問題児ばかり集められた校内最底辺のG組だった。映画『Gメン』は小沢としおの同名人気コミックの実写映画化です。岸優太が映画初主演を務め、竜星涼、矢本悠馬、森本慎太郎、りんたろー。がG組の仲間を、田中圭、高良健吾が伝説のグループGメンを演じます。メガホンを取ったのは、ドラマ「おっさんずラブ」、映画『バイオレンスアクション』などの瑠東東一郎監督。作品への熱い思いやキャストについて、瑠東監督に語っていただきました。(取材・文/ほりきみき)

アクションの動きが早くて美しく、しかも覚えるのが早い岸優太

画像1: アクションの動きが早くて美しく、しかも覚えるのが早い岸優太

──岸優太さんと初めて顔を合わせたときの印象はいかがでしたか。

撮影の1ヶ月くらい前に初めて顔を合わせましたが、いい意味で裏表がなく、本当に見た目のまま。想像していた何倍も魅力的な人でした。こういう人間力があるから、みんなが惹かれるんだなと納得しました。

──門松勝太を作っていくために、岸さんとはどのような話をされましたか。

原作の勝太が岸くんに近いという事もあったんですが、キャラを作り込むというよりも岸くん本人の良さを勝太に色濃く入れ込みたかった。岸くんには「自分の延長上で勝太をやってほしい」と伝えました。そこからは、岸くんが実際に芝居してみて、どんな事を感じてどんな事を考えたか。

それをどう表現して行くか、こんな想いでシーンに臨めるか、など色々と話をしながら、勝太を作っていった感じですね。岸くんは期待に応えようと本当に努力を重ねる人なので、その姿勢も含めて
作品がどんどん豊かになりました。

画像2: アクションの動きが早くて美しく、しかも覚えるのが早い岸優太

──具体的に、“ここ、かなり無理させてしまった”ところはありましたか。

芝居でいうと、最後のカットはワンテイク長回しで、ある程度までしかセリフを用意せず、後は2人の関係性で続けてみて下さい、と岸くんと常松さんにお願いしました。お客さんと同じ目線で僕も想像しながらのシーンを作りたかったので。

──岸さんのアクションについてはいかがでしたか。

運動のポテンシャルは高いだろうと思っていたのですが、想像をかなり超えていました。動きが早くて美しい。しかも覚えるのが早い。ダンスをやってきているので、フリを入れるのと近いのかもしれません。

岸くんのポテンシャルに合わせて速さや美しさをより立たせる為に、想定以上に動きの数を増やし、どんどんバージョンアップさせていきました。とはいえ、クライマックスに関してはシーンが長いうえにとにかく手数が多く、撮影の当日もずっと彼は黙々と練習を重ねていました。

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