30年前、『ギルバート・グレイプ』(日本公開は翌1994年)であっという間に日本でもアイドル的人気が爆発したレオナルド・ディカプリオ。2023年10月20日公開の最新作『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』やレオの「ロマンス最新情報」についてお届けします。(文・米崎明宏/デジタル編集・スクリーン編集部)
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日本デビュー30周年レオナルド・ディカプリオ

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今から30年前の1993年10月。ハリウッドの将来を担うと目されていた若手俳優の一人、リヴァー・フェニックスが23歳の若さで急死し、全米のみならず日本でも多くのファンが悲しみに暮れた。

そんな衝撃的な出来事と時をほぼ同じくして、もう一人の未来を嘱望されたティーンエイジ俳優の初主演映画が日本公開された。演技派ロバート・デ・ニーロと共演し、そのデ・ニーロから才能を称賛されたレオナルド・ディカプリオの『ボーイズ・ライフ』(1993)である。

初々しくも確かなスター性を感じさせたレオは早くもその時点で注目された。さらに同年出演した『ギルバート・グレイプ』(日本公開は翌1994年)で、ジョニー・デップと共演し、いきなりアカデミー賞助演男優賞候補になったレオはあっという間に日本でもアイドル的人気が爆発。

その後映画史に残る『タイタニック』(1997)によって世界的スーパースターとなったことから一挙手一投足が注目されるセレブになったレオは、やがて現代の名匠マーティン・スコセッシ監督とのコンビ作に何度も主演するようになり、『レヴェナント:蘇えりし者』(2015)でついにアカデミー賞主演男優賞を獲得して、人気実力を備えた俳優として大成功を収めた。

アメリカ映画界を代表するアクターの一人となったレオが、久々に恩人デ・ニーロと共演する最新作『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』の劇場公開を控えた今、彼のこの30年の道のりをあらためて振り返ってみよう。

スコセッシ監督×名優デニーロとの最強トリオで贈る最新作
『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』

画像1: スコセッシ監督×名優デニーロとの最強トリオで贈る最新作 『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』

レオナルド・ディカプリオの40代最後を飾る最新作は、デヴィッド・グランによるノンフィクション(「花殺し月の殺人 インディアン連続怪死事件とFBIの誕生」)を、マーティン・スコセッシ監督が映画化したサスペンス大作。

さらに『アイリッシュマン』(2019)のロバート・デ・ニーロが共演するほか、『パワー・オブ・ザ・ドッグ』(2021)のジェシー・プレモンス、『ザ・ホエール』(2022)のブレンダン・フレイザー、『スキャンダル』(2019)のジョン・リスゴーといった実力派たち、『ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択』(2016)の新星リリー・グラッドストーンらが出演する。

脚本は『DUNE/デューン 砂の惑星』(2021)のエリック・ロスとスコセッシの共同。レオは製作総指揮(共同)にも名を連ねている。

画像2: スコセッシ監督×名優デニーロとの最強トリオで贈る最新作 『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』

20世紀初頭。アメリカ、オクラホマ州の先住民オセージ族は石油の発掘によって、一夜にして世界でも有数の富を手に入れる。その財産を狙って、すでに彼らの間に入り込んでいた白人たちは早速オセージ族に取り入り、一族を巧みに操り、脅し、奪えるだけのものを強奪する。

それはやがて謎の連続殺人にまで発展していき、その真相をめぐって後のFBIとなる捜査局の下、大規模な捜査が開始されるが……。

画像3: スコセッシ監督×名優デニーロとの最強トリオで贈る最新作 『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』

白人のアーネスト・バークハートと先住民のモーリー・カイルの思いもよらぬロマンスを通して、恐ろしい事件の真実、真実の愛、残酷な裏切りが描かれていく本作で、アーネスト役を熱望したレオは、次期アカデミー賞の主演男優賞候補として最有力とも囁かれている。

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『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
2023年10月20日(金)公開
アメリカ/2023/3時間26分/配給:東和ピクチャーズ
監督:マーティン・スコセッシ
出演:レオナルド・ディカプリオ、ロバート・デ・ニーロ、リリー・グラッドストーン、ジェシー・プレモンス、ブレンダン・フレイザー、ジョン・リスゴー

Apple Original Films/劇場公開後、Apple TV+で全世界配信

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