咲き誇る才能&個性に世界中が釘づけ!
ミア・ゴス プロフィール
- 誕生日
1993年10月25日 - 出身
イングランド ロンドン - 夫
シャイア・ラブーフ - 話せる言語
英語・フランス語・ブラジル系ポルトガル語 - 好きな映画
『パルプ・フィクション』(初鑑賞はなんと4歳!) - 休日にすること
ガーデニング、料理(スパゲティスクァッシュのパスタ) - 俳優以外になりたかった職業
パン屋/店名は“マンマ・ミーア” - 影響を受けた俳優
マリオン・コティヤール&ケイト・ブランシェット - 欠かせないルーティン
とにかく日焼け止めを塗る
同世代の女優の中でも飛びぬけた強烈で脳裏にこびりつく存在感
主演を務めた『X エックス』(2022)で高い評価を獲得し、一躍注目の的となったミア・ゴス。強烈に脳裏にこびりつく、その存在感は同世代の女優の中でも飛びぬけている。
ゴスは1993年、英国ロンドンでカナダ人の父とブラジル人の母の間に生まれた。母方の祖母マリア・グラディスも女優である。生後ほどなく母の母国ブラジルに移住。その後、父の母国カナダを行き来し、12歳のときに母とロンドンに戻って十代半ばでファッションモデルとして活動を開始する。
同時に女優を志し、過酷な演出で知られる鬼才ラース・フォン・トリアーの目に留まり、『ニンフォマニアック』(2013)で俳優デビューを飾る。色情狂というセクシャルな題材を扱った同作は過激な描写が多分に含まれているが、ゴスは体当たりの演技を披露し、新人らしからぬ度胸の良さを見せつけた。
以後、『エベレスト3D』(2015)や『EMMA エマ』(2020)などに出演するが、とりわけ彼女が重宝されたのはホラーの分野。サイコなムード漂う『キュア〜禁断の隔離病棟〜』(2017)や、アニャ・テーラー=ジョイ共演の幽霊談『マローボーン家の掟』(2017)、ロバート・パティンソンと共演したSFテイストの『ハイ・ライフ』(2018)で個性を発揮。とりわけ、リメイク版の『サスペリア』(2018)ではダンサーの卵のひとりを演じ、注目度を高めていく。
そんなキャリアがA24製作の『X エックス』で結実することになる。農場でシリアルキラーの老夫婦に襲撃されたポルノ映画の撮影隊の戦慄体験を描くこの作品で、ゴスは主人公であるポルノ女優マキシーンと、殺人老婆パールのふた役を演じ分けた。
とりわけ毎回約9時間をかけて特殊メイクを行ない、性欲過多のパールになりきった鬼気迫る演技は強烈というほかない。何も知らないで観れば、ゴスがふた役を演じていることに気づかない方も多いではないだろうか。
続いてゴスは『X〜』で組んだタイ・ウェストとともに、その続編『Pearl パール』(2022)に主演。老婆パールの若き日を描いた本作で、彼女は主人公が殺人に目覚めるまでを演じ切るばかりか、ウェストとともに共同で脚本も執筆している。
じつは、この脚本は『X〜』の完成以前に書かれており、続編が作られるかどうかもわからない状態での創作だったとのことだが、結果的に彼らの熱意が実ったと言えるだろう。
新作『インフィニティ・プール』を挟み、ゴスとウェストのパートナーシップはさらに続いて、2024年には『X〜』トリロジーの完結編『MaXXXine』が公開される予定だ。
俳優シャイア・ラブーフとの結婚・離婚・再婚を経て、私生活では一児の母となったゴス。この後はMCU最新作『ブレイド』やギレルモ・デル・トロ監督の次回作『フランケンシュタイン』への出演も予定されている。これまでインディーズ作品に続けて出演してきた彼女だが、今後はハリウッドのメジャー作品で大きくクローズアップされることになるだろう。引き続き、注目を!
もっと知りたい! 天 才ミア・ゴスの魅力3選
魅力的で特徴的な薄い眉毛!
ゴスのルックスで何より目を引くのは童顔に加えて、極端に薄い眉毛。女性が眉を“描く”のが当たり前のこの時代に、逆張りのようにそれをアピールするのは彼女の強みでもある。見方によって怖い顔つきでもあるが、それは彼女がホラー映画に頻繁に起用されることになった理由のひとつかもしれない。いずれにしても、強烈な個性を支える重要なエッセンスだ。
出演作の監督からも大絶賛される演技力!
ゴスの誰にも似ていない個性は、才能あふれる監督たちから大いに重宝されている。ルカ・グァダニーノ監督は『サスペリア』で彼女と仕事をした際、「正直言って、この映画での彼女は最高だった」と称賛を惜しまない。
また、ホラーの鬼才タイ・ウェストは『X~』トリロジーについて、「彼女なしでは絶対に実現できなかった」と語っている。
『サスペリア』Blu-ray 発売中
価格:2,200円(税込)
発売・販売元:ギャガ
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ヌードも辞さない熱演!
デビュー作『ニンフォマニアック』で、異性・同性問わず激しいセックスシーンを演じたゴス。この後も彼女はカメラの前で服を脱ぐことをいとわず、女優なら尻込みしそうな場面も体当たりで演じてみせる。
『X~』でのポルノ映画撮影時の性描写もしかり、『インフィニティ・プール』での乱交シーンもしかり。こんなにも肝が据わっている女優は最近では珍しいのでは。
妖しくも不穏なミアを堪能できる最新作『インフィニティ・プール』
あらすじ
妻とともにリゾート地を訪れた作家ジェームズ。彼のファンという観光客の女性ガビに話しかけられた彼は、彼女の夫を交えて休暇を過ごすことに。ところが、ドライブ中に村人を轢き殺してしまったことで、ジェームズの運命は狂いだす。そのリゾート地には、クローンをつくって身代わりに死刑に差し出すという観光客用のサービスがあった……。
こんなミアに注目!
ゴスふんするガビは、まさに魔性を体現したようなキャラ。法に縛られず、したいことをする奔放な狂気を体現。
『インフィニティ・プール』
2024年4月5日(金)より公開
配給:トランスフォーマー
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