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男優部門
10位:マイケル・ビーン
ジェームズ・キャメロン監督の『ターミネーター』(1985年日本公開)に続いて『エイリアン2』にも兵士役で出演。
9位:ロバート・ レッドフォード
『愛と哀しみの果て』で変わらぬ二枚目ぶりを発揮した大スター。
8位:クリント・ イーストウッド
『ペイルライダー』(1985年日本公開)など、監督も兼任する大スター。
7位:マット・ディロン
青春映画『アウトサイダー』(1983年日本公開)と『ランブルフィッシュ』(1984年日本公開)に続けて出演。日本ではYA(ヤングアダルト)スターの一人として人気者に。
6位:マイケル・J・フォックス
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のマーティ・マクフライは永遠の当たり役。1986年は『ティーン・ウルフ』も公開された。
5位:ポール・ニューマン
1950年代から活躍し、1985年には長年の功績を称えられアカデミー名誉賞を受賞した大スター。
61歳になった1986年は、前作『ハスラー』(1962年日本公開)から25年ぶりの続編となった『ハスラー2』で若手のトム・クルーズと見事に渡り合い、7回目のノミネートでアカデミー主演男優賞を初受賞。“神話の域に達したスター”と言われた。
4位:ジャッキー・チェン
コミカルで明るい作風のカンフー映画に主演し、自らアクションスタントもこなす香港映画界の大スター。日本をはじめ、アジア圏で絶大な人気を誇った。1986年は、この年の正月映画で、自らも代表作と語る『ポリス・ストーリー/香港国際警察』(1985年日本公開)が人気を呼び、トレジャー・ハンターを演じた『サンダーアーム/龍兄虎弟』が公開された。
3位:ハリソン・フォード
「スター・ウォーズ」と「インディ・ジョーンズ」のシリーズで、アメリカ映画界の2大ヒーロー役を手にした男。
1986年の公開作はなかったが、前年の『刑事ジョン・ブック 目撃者』でアカデミー主演男優賞にノミネートされ、演技派の一面も見せた。その後も幅広いジャンルの映画で活躍。日本ではビールなどのCMにも出演した。
2位:シルヴェスター・スタローン
「ロッキー」「ランボー」という2大シリーズに主演した肉体派俳優。1986年の公開作は、主人公のロッキーがモスクワで試合をする『ロッキー4/炎の友情』と刑事アクションの『コブラ』。批評家からは無視されたが、観客からの支持は絶大。『ロッキー4』が、ゴールデンラズベリー賞を受賞してしまったのも人気の裏返しだ。
1位:トム・クルーズ
デビュー当初は、若手のスター候補生を総称したブラット・パック(日本ではYA(ヤングアダルト)スター)の一人として認知されていたが、24歳時の1986年に日本で公開された『ハスラー2』と『トップガン』で、一躍スターの座に躍り出た。
『ハスラー2』では大ベテランのポール・ニューマンの向こうを張って若きビリヤードプレーヤーを演じ、『トップガン』では米海軍の艦上戦闘機F-14のパイロットを熱く演じた。
現在も「ミッション:インポッシブル」シリーズ、『トップガン マーヴェリック』(2022年日本公開)などで体を張ったアクションを披露している。