これまでたくさんの作品で私たちに感動や勇気をくれたマーベル映画。作品を支えてきたスターたちを改めて振り返ってみると壮観な顔ぶれです!(文・よしひろまさみち、山崎ともみ、平沢薫/デジタル編集・スクリーン編集部)
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ミュータントのごとく個性華やか!
「X-MEN」シリーズ出演のスターたち!

(文・よしひろまさみち)

ヒュー・ジャックマン

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ウルヴァリン役で“爪痕”刻む!

『X-メン』のウルヴァリンで華々しくハリウッドデビューしたヒュー・ジャックマン。もはやウルヴァリン=おヒューというイメージすらあるほど。とはいえ、芝居・身長のみならず高スペックの彼は、ウルヴァリンに頼ることなくハリウッドでのキャリアメイキングに成功。

特にミュージカル舞台でならした歌と踊りをフルに活かし、『レ・ミゼラブル』(2012)ではアカデミー賞主演男優賞候補に、さらに自身が熱望した主演プロジェクト『グレイテスト・ショーマン』(2017)を大ヒットさせた。

ジェームズ・マカヴォイ

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“心を動かす”、その演技

「ナルニア国物語」シリーズのタムナスさんで一気に知名度をあげたジェームズ・マカヴォイがマーベル入りしたのは『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』(2011)から。若き日のプロフェッサーXことチャールズ・エグゼビアを演じ、その後3作の「X-MEN」新シリーズで同役を務める(『デッドプール2』(2018)にもチラッとカメオ出演)。

マイケル・ファスベンダー

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実力で“引き寄せる”活躍

マカヴォイとともに『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』でマーベル映画に参加したマイケル・ファスベンダーは、同年の主演作『SHAME −シェイム−』と2013年の『それでも夜は明ける』で賞レース映画の常連に。彼がブレイクする刹那にちょうど入り込んだマグニートーことエリック・レーンシャー役は、タイミングといいイメージといいベスト。

ジェニファー・ローレンス

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映画界でも“変幻自在”

『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』からミスティークことレイヴン・ダークホルムの若き日を演じているジェニファー・ローレンスは、その前年の『ウィンターズ・ボーン』で映画賞を総なめした当時の注目若手。「ハンガー・ゲーム」シリーズをヒットさせたばかりか、『その道の向こうに』(2022)ではプロデュースも手掛けるように。

アニャ・テイラー=ジョイ

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“戦う女性”役はマーベル映画でも!

日本ではDVD&配信スルーとなった『ニュー・ミュータント』(2020)で、マジックことイリアナ・ラスプーチンを演じたアニャ=テイラー・ジョイは、マカヴォイ主演の『スプリット』(2017)で注目を浴びた。Netflixシリーズ「クイーンズ・ギャンビット」で大ブレイクし、今や『マッドマックス:フュリオサ』(2023)の主演で大物入り。

ライアン・レイノルズ

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“俺ちゃん”で知れ渡った魅力!

『グリーン・ランタン』の大失敗をパロディにまでした「デッドプール」シリーズでマーベル映画の仲間入りしたライアン・レイノルズ。コメディもシリアスもいける上に、本シリーズではアクションも上等ということが知れ渡り、『ヒットマンズ・ボディガード』(2017)などでも活躍。なにはともあれ、『デッドプール&ウルヴァリン』(2024)で無事MCU入りも果たす。

その活躍ぶり、相変わらず無敵!
「アベンジャーズ」最初の6人!

(文・よしひろまさみち)

ロバート・ダウニーJr.

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彼こそが“アイアンマン”

アイアンマンことトニー・スタークを演じて、MCUキャストではフェーズ3までのリーダー的存在だったロバート・ダウニーJr.。今でこそ気さくな大スターのイメージだが、じつは2008年の『アイアンマン』までは薬物依存のスキャンダル王で、キャリアは絶望的とみられていた。が、「アイアンマン」シリーズと2012年から始まった「アベンジャーズ」シリーズの大ヒットによって完全復活。日本では本年公開の『オッペンハイマー』で初のアカデミー賞助演男優賞に輝いた。

クリス・エヴァンス

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ヒーロー映画の裏で小品にも! “超人”的活躍

MCUフェーズ3までの役柄におけるリーダー、キャプテン・アメリカを演じたクリス・エヴァンス。じつは彼が俳優として注目されたのは、MCUが始まる前、2005年に始まったマーベル映画「ファンタスティック・フォー」シリーズ。この作品でヒューマン・トーチ役を演じ、筋肉アイドル的な火の玉ボーイでブレイク。その後、キャプテン・アメリカ役を担いながらも、『スノーピアサー』(2013)などの小品にも積極的に出演していた。

クリス・ヘムズワース

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最新作での演技にも“稲妻”走る!

オーストラリアで俳優デビューし、2009年の『スター・トレック』でハリウッド映画初出演。その直後、『マイティ・ソー』(2011)に大抜擢され、一気に人気と知名度をあげたクリス・ヘムズワースは、MCU出演期間中でも『ラッシュ/プライドと友情』(2013)や『メン・イン・ブラック:インターナショナル』(2019)などのヒット作で主演を務めている。公開中の『マッドマックス:フュリオサ』では、アクション映画キャリアで初となるヴィランを好演。

スカーレット・ヨハンソン

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演技という“スキル”で人々を魅了

2003年の『ロスト・イン・トランスレーション』と『真珠の耳飾りの少女』で大ブレイクしスカーレット・ヨハンソン。『アイアンマン2』(2010)からブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフ役を演じ、単体ヒロインスピンオフ『ブラック・ウィドウ』(2021)まで、MCUのヒロインとして大活躍した。

MCU以外にも多くのヒット作に出演しており、『マリッジ・ストーリー]』(2019)ではアカデミー賞主演女優賞候補、最新作『[フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』ではプロデュースも手掛けている。

ジェレミー・レナー

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チャンス“射貫き”次々と大作へ

アカデミー賞主演男優賞候補になった2009年の『ハート・ロッカー』で一気にスターの仲間入りをしたジェレミー・レナーは、同作で注目を浴びる前は作品に恵まれず、いわば遅咲き。『マイティ・ソー』(2011)で初出したホークアイことクリント・バートン役が話題になり、2012年の『アベンジャーズ』からレギュラー入りしている。その一方で、「ミッション:インポッシブル」シリーズに2作、オスカー数部門で候補になった『メッセージ』(2016)など、大作への出演にも積極的だ。

マーク・ラファロ

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“千人力”の名バイプレイヤー

『コラテラル』(2004)、『ゾディアック』(2007)など、巨匠監督大作の名バイプレイヤーとして知られていたマーク・ラファロ。『キッズ・オールライト』(2010)でオスカー候補になったことを機に、一気に知名度が上がり、『アベンジャーズ』(2012)からハルクことブルース・バナー役を演じるように。

MCUの人気者の一方で、全くイメージの違う『フォックスキャッチャー』(2014)で2度めのオスカー候補入りや、大ヒットシリーズ『グランド・イリュージョン』(2013)などにも出演している。

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