注目作は「SHOGUN 将軍」だけではありません。本年度の〈ドラマ部門〉〈コメディ部門〉〈リミテッド/アンソロジー部門〉、各作品賞にノミネートされた傑作ドラマたちをご紹介。一部のタイトル以外は動画配信サービスで今すぐ観られるので、気になった作品は、ぜひ授賞式前にチェックを!
(文・タナカシノブ(作品紹介)/デジタル編集・スクリーン編集部)
カバー画像:© Television Academy.
(文・タナカシノブ(作品紹介)/デジタル編集・スクリーン編集部)
カバー画像:© Television Academy.
リミテッド/アンソロジー部門
女性警官コンビvs猟奇殺人犯
「トゥルー・ディテクティブ ナイト・カントリー」
シリーズ4作目の舞台は極寒のアラスカ。シリーズ初の女性警官コンビ、ジョディ・フォスター演じるエリザベス・ダンバース署長と元ボクサーの俳優カーリー・レイス演じるナヴァロ巡査が不可解で残虐な事件の真相に迫る!
襲われた主婦に隠された秘密とは?
「FARGO/ファーゴ」シーズン5
映画『ファーゴ』(1996)に着想を得たドラマシリーズ。最新のシーズン5では主人公の主婦・トッドの家に謎の2人組が侵入。これをきっかけに彼女の知られざる秘密が明かされていく物語が展開。
アンスコ主演で名作小説をドラマ化
「リプリー」
パトリシア・ハイスミスの小説「太陽がいっぱい」を原作に、貧しい青年トム・リプリー(アンドリュー・スコット)が富豪の友人を殺害して彼に成りすまし、財産を奪うために立てた緻密な計画の顛末をモノクロで描き出す。
ブリラーが偏見と闘う女性を体現
「レッスン in ケミストリー」
原作はボニー・ガルムスのベストセラー小説「Lesson in Chemistry」。1950年代、家父長制社会で科学者になる夢を阻まれたエリザベス・ゾットの物語を追う。主人公エリザベス役はブリー・ラーソン。
実話を基に描くストーカーの恐怖
「私のトナカイちゃん」
クリエイター・製作・主演を務めたリチャード・ガッドの実体験を元にしたドラマ。主人公の売れない芸人ドニーは、自身が働くパブで寂しそうな女性マーサに親切にする。それが彼女の恐ろしい執着心に火を点けてしまう。