俳優賞のノミネーションでは洋画ファンおなじみの俳優たちもズラリ。中でも注目のスターたち10名をご紹介しましょう。ここでも「SHOGUN 将軍」キャスト陣の存在感はバツグン!
(文・清水久美子/デジタル編集・スクリーン編集部)
カバー画像:Photos by Getty Images
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リミテッド/アンソロジー/TV映画部門
リミテッド/アンソロジー/TV映画部門 主演女優賞ノミネート
ジョディ・フォスター(「トゥルー・ディテクティブ ナイト・カントリー」)
「トゥルー・ディテクティブ」シリーズの4作目で、怪事件の捜査に挑む刑事をクールに演じるジョディ。安定感抜群の演技力で視聴者をみるみる引き込んでいくのは、2度もアカデミー賞・主演女優賞に輝いた彼女だからこそ。19ノミネートを果たした本作の製作総指揮にも名を連ねるジョディの重厚感溢れる演技を堪能してほしい。
リミテッド/アンソロジー/TV映画部門 主演男優賞ノミネート
ジョン・ハム(「FARGO/ファーゴ」シーズン5)
ドラマからコメディまで、役ごとに見事に演じ分けるジョン・ハムは、今回はこれまで見たことがないほど威圧的で保守的な、男性は女性よりも上だという考えの保安官に扮している。逃亡した元妻を執念で追う、恐ろしさを感じさせるキャラクターを怪演し、「マッドメン」とは全く違う、あらたなハマり役を得たと言えるだろう。
リミテッド/アンソロジー/TV映画部門 主演男優賞ノミネート
マット・ボマー(「フェロー・トラベラーズ」)
日本でも人気を博した主演作「ホワイトカラー」で詐欺師を軽妙に演じたマット・ボマー。1950年代から始まり、80年代までを描く本作で、同性愛を隠して若い議会職員と恋に落ちる退役軍人の国務省職員を演じ、「ノーマル・ハート」以来2度目のエミー賞ノミネート。46歳になり、ベテラン俳優の域に入った彼の熱演は必見だ。
こんな人も気になる!〈リミテッドほか部門〉
「シンパサイザー」で一人四役を熱演したオスカー俳優のロバート・ダウニーJr.が助演男優賞にノミネート。昨年まで「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」で3年連続コメディ部門の助演女優賞ノミニーだったジュノー・テンプルは、今回は「FARGO/ファーゴ」シーズン5で主演女優賞候補に。「私のトナカイちゃん」からは主演男優賞のリチャード・ガッド、助演女優賞のジェシカ・ガニングら4人もノミニーがいるので注目したい。