“胸を張って(メンバーの)みんなに見せられたのがすごくうれしかったです“
ーー直彦役の窪塚愛流さん、太一役の猪狩蒼弥さんと一緒のシーンはどんな雰囲気でした?
みんないろんな恋心を抱えて、お互いを応援する気持ちもあり、でも恋のライバルでもありという関係性ですよね。その中でも、メンズの友達同士の空間でしか出せないワチャワチャ感を大切にしてほしいと監督さんからも言われました。
なので、裏でもしっかりたくさん話して、距離を縮めながら撮っていきました。だからこそ、会話には良い感じのテンポ感が出せたのかなと思います。
ーーそのかいあって、3人のシーンは気の置けない友達同士の雰囲気が出ていました。友達を演じたお二人の印象は?
愛流は脚本読みのときから、「どういう人なんだろう」と思いながら見ていて。そしたら、意外とおっちょこちょいで抜けているというか、可愛らしい部分もあってすごく安心しました(笑)。俳優としては凜として、尊敬できる部分がたくさんあるけど、等身大のまま直彦を演じている気がして、そこが素敵だなって思いましたね。
ガリさんは同じ事務所だけど、たくさん共演したことがあるわけでもなくて。でもしっかりした印象が強くて、実際に共演しても年上なんじゃと思うくらいしっかりしていました。現場の空気作りもしてくれて、座長を立ててくれる感じが伝わってすごく嬉しかったです。
ーーちなみに英二と直彦のように同じ人を好きになったら、大西さんはどうすると思います?
親友とってことですよね。この作品のような状況になったらカオスだけど(笑)、でも……、あきらめきれないんじゃないですか。
ーー親友との友情は恋愛なんかじゃ壊れないって言う男子も多い気がします。
そうなんですよ。だからちゃんと気持ちを伝えるかも知れないです。
ーーところで振り返ってみて、大西さんご自身がいちばん青春してたなって思うのはいつですか?
高3のときが一番青春していたなって思います。1年後にはもう制服が着られなくなるんだって思うと焦りが出てきて、もっと友達と楽しまなきゃって、新しい友達を作ったり。制服でタピオカを飲みに行ったり、自撮りしたり、写真アプリがいろいろ出てきた頃だったから、フィルターを使って写真を撮ったりして。めっちゃ楽しんでました。
ーー当時撮った写真を見返したりします?
たまに見返します。すぐに過ぎていった時間だけど、振り返ればすごく濃い思い出がたくさん残っているから、あの頃にしか感じられない感情もあると思うから。この作品の撮影期間もそうでした。1か月ちょっとだったけど、そう思えないくらい内容が濃くて。いろんなシーンを撮ったし、裏側でもいろんな経験をさせていただいたので、人生の中でもすごく濃密な1ページになったと思います。
ーーでは映画を楽しみにしているみなさんにメッセージをお願いします。
6人それぞれの恋の仕方が描かれていて、恋とは、友情とは、好きになるってどういうことなのか、いろんな課題が出てきます。なので、観てくださる方によって、感じることも違うんじゃないかと。登場人物の恋愛に自分が今までしてきた恋愛を重ねるのもありだし、こういう恋愛してみたいって思っていただけるのもありだし。いろんな感じ方ができて、無限に楽しめる映画だと思います。
そしてキュンキュンシーンも盛りだくさん! 僕としては棚ドンに注目してほしいです(笑)。あんなに距離感が近い感じ、今までの映画にはなかったんじゃないかって思うようなシーンになっているので。
ーーそれはメンバーの皆さんの反応も楽しみですね。
メンバーと一緒に観てきました! 毎回主演作をみんなで見に行く決まりがあって、なにわ男子のYouTubeにアップされているんですけど、キュンキュンシーンが近づくと、チラチラ、チラチラみんなの視線を感じました(笑)。
予告で流れているキュンキュンシーンが近づくとみんなソワソワし始めて、そのシーンになると「キャーッ!!」みたいな。応援上映みたいな感じで、みんなの反応が楽しかったですね。そして自分が頑張って、共演者のみなさんと作り上げた作品を胸を張ってみんなに見せられたのがすごくうれしかったです。
『恋を知らない僕たちは』
公開中
原作:⽔野美波「恋を知らない僕たちは」(集英社「マーガレットコミックス」刊)
出演:⼤⻄流星 窪塚愛流 ⿑藤なぎさ 莉⼦ 猪狩蒼弥 志⽥彩良
監督:酒井⿇⾐
脚本:⼤北はるか
⾳楽:フジモトヨシタカ
主題歌:なにわ男⼦「コイスルヒカリ」(ストームレーベルズ)
製作:「恋を知らない僕たちは」製作委員会
配給:松⽵
©2024「恋を知らない僕たちは」製作委員会 ©⽔野美波/集英社
公式HP:https://movies.shochiku.co.jp/koiboku-movie
公式X/公式Instagram/公式TikTok :@koiboku_movie