カバー画像:『スター・ウォーズ/新たなる希望(エピソード4)』ディズニープラスにて見放題独占配信中 ©2025 Lucasfilm Ltd.
2015〜2019)「スカイウォーカー・サーガ」完結
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒(エピソード7)』
Star Wars: The Force Awakens (2015)
新たな「スター・ウォーズ」史のはじまり



ルークたちが銀河に平和をもたらして数十年。が、帝国の残党はファースト・オーダーを結成して威力を増し、それに対抗すべくレイアはレジスタンスを組織。不穏な空気が流れる宇宙の辺境の星ジャクーに暮らす孤児のレイはひょんなことからその戦いに身を投じる。続三部作の主人公はレイ。強いフォースをもつ彼女と、ハン・ソロ&レイアの息子、暗黒面に傾くカイロ・レンが物語を牽引するなか、何とルークが再び登場!
監督・脚本:J・J・エイブラムス
脚本:ローレンス・カスダン、マイケル・アーント
出演:デイジー・リドリー、ジョン・ボイエガ、オスカー・アイザック、アダム・ドライバー
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒(エピソード7)』ディズニープラスにて見放題独占配信中 ©2025 Lucasfilm Ltd.
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ(エピソード8)』
Star Wars: The Last Jedi(2017)
光と闇、新世代のふたりの関係性にフォーカス



ルークの元でフォースの修行をするレイだったが、フォースの力が増せば増すほどカイロ・レンとの結びつきが強固になって行く。そんなふたりが対峙したのはファースト・オーダーの最高指導者スノークの前だった。光のレイと闇のカイロ・レン。ふたりの関係性にスポットを当てた続三部作の2作目。最後には意外過ぎる“事件”が待っていた!
監督・脚本:ライアン・ジョンソン
出演:デイジー・リドリー、ジョン・ボイエガ、オスカー・アイザック、アダム・ドライバー
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ(エピソード8)』ディズニープラスにて見放題独占配信中 ©2025 Lucasfilm Ltd.
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(エピソード9)』
Star Wars: The Rise of Skywalker (2019)
スカイウォーカー・サーガの大団円



祖父ダース・ベイダーの跡継ぎになるべくファースト・オーダーの支配者へと昇り詰めるカイロ・レン。一方、レイはルークの意志を継いで最強のジェダイへと成長する。そんなふたりがついに最後の戦いに身を投じる。紆余曲折を経て完成した続三部作の完結編。監督は当初予定されていたコリン・トレヴォロウから『フォースの覚醒』のJ・J・エイブラムスにバトンタッチ。また出演するはずのレイアことキャリー・フィッシャーが亡くなってしまう悲劇があった。そういうなか公開された本作にはパルパティーンが登場してレイは彼の孫であることが判明するが、それを逆手に取ったラストではレイがスカイウォーカーを名乗り、これまた美しかった。そう、運命は選べるのだ。
監督・脚本:J・J・エイブラムス
脚本:クリス・テリオ
出演:デイジー・リドリー、ジョン・ボイエガ、オスカー・アイザック、アダム・ドライバー
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(エピソード9)』ディズニープラスにて見放題独占配信中 ©2025 Lucasfilm Ltd.
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』
Rogue One: A Star Wars Story (2016)
『新たなる希望』に直結する物語

劇場公開1作目『新たなる希望』に繋がる物語を描くアナザー・ストーリー。デス・スターの設計図を奪取するため名もなき戦士=ローグ・ワン6人が集結し命をかける。『新たなる希望』への素晴らしい架け橋になっていて感動的。
監督:ギャレス・エドワーズ
脚本:クリス・ワイツ、トニー・ギルロイ
出演:フェリシティ・ジョーンズ、ディエゴ・ルナ、リズ・アーメッド、ベン・メンデルソーン
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』ディズニープラスにて見放題独占配信中 ©2025 Lucasfilm Ltd.
『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』
Solo: A Star Wars Story(2018)
明かされるハン・ソロの原点

若き日のハン・ソロの冒険を描く劇場公開作品。ミレニアム・ファルコン号が愛機になった経緯、のちの盟友チューバッカやランド・カルリジアンとの出会い、ならず者になったきっかけ等が描かれる。ノリは宇宙ウェスタン。
監督:ロン・ハワード
脚本:ジョナサン・カスダン、ローレンス・カスダン
出演:オールデン・エアエンライク、ウディ・ハレルソン、エミリア・クラーク、ドナルド・グローヴァー
『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』ディズニープラスにて見放題独占配信中 ©2025 Lucasfilm Ltd.
PICK UP!
新体制ながら大ヒット『フォースの覚醒』
新生ルーカスフィルムの第一弾
ジョージ・ルーカスからルーカスフィルムを引き継いだのがプロデューサーのキャスリーン・ケネディ。スピルバーグのもとで『E.T.』や『ジュラシック・パーク』などを手がけたヒットメイカーだ。彼女のハンドリングで続三部作のほか、『ローグ・ワン』や「マンダロリアン」シリーズなど映画やドラマで数々の物語が誕生した。
全米歴代興収1位を記録!
ルーカスフィルムを買収したディズニーによる旧三部作の後日談。「SW」ファンを公言していたJ・J・エイブラムスを監督に迎え、脚本にローレンス・カスダン、視覚効果にジョン・ノールとレジェンドたちが再集結した。世界同時公開され、週末の全世界興行収入5億2900万ドルと『アバター』を抜いて記録を更新した。

『フォースの覚醒』を観るために長蛇の列を作るNYの人々
photo by Getty Images
42年の歴史に幕を下ろした「スカイウォーカー・サーガ」
新共和国復興を描いた続三部作は、ルーカスが古くから構想してきた「スター・ウォーズ」サーガ全9部作のラストを飾る3本。ルーカスは製作を拒み続けたが、新体制のもとついにサーガが完結した。42年にわたって繰り広げられたサーガで語られたのは、壮大な争いの中で繰り広げられる普遍的な家族の物語。観る者を圧倒する世界観と共感を呼ぶ人間ドラマは、これからもシリーズのテーマとして受け継がれていくだろう。

『スカイウォーカーの夜明け』で最後の来日も実現
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