UNSTOPPABLE ACTORS 10 〜 世界を虜にするハリウッド俳優たち〜【 PART ２】

ブレずに突き進む、唯一無二の表現者へ
クリステン・スチュワート

1990年4月9日生まれ、アメリカ・ロサンゼルス出身。子役からキャリアをスタートし、1999年にTV映画『マーメイド・ボーイ 僕って人魚⁉』にエキストラとして出演し俳優デビュー。『パニック・ルーム』で主演のジョディ・フォスターの娘を演じ、世界的に知られる存在に。ティーンエイジャーになると「トワイライト」シリーズのヒロイン、ベラ・スワン役で一世を風靡し、大人気俳優の仲間入りを果たした。『ランナウェイズ』のジョーン・ジェット役、『スノーホワイト』のタイトルロールなど、幅広いジャンルの作品で活躍するようになり、『アクトレス 〜女たちの舞台〜』でセザール賞助演女優賞に輝いた。セザール賞の受賞は米国出身女優で初の快挙となった。その後も『カフェ・ソサエティ』『ふたりのJ・T・リロイ ベストセラー作家の裏の裏』『チャーリーズ・エンジェル』などで個性的なキャラクターを演じ、休むことなく映画に出演し続けている。『スペンサー ダイアナの決意』ではチャールズ皇太子との離婚を決意したダイアナ妃の苦悩と葛藤を表現し、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。監督としても活動し、『The Chronology of Water（原題）』などの監督作がある。

『愛はステロイド』【 8/29（金）公開 】

町の裏社会を仕切る父親が経営するジムで働くルーが、ボディビルで名を挙げることを目指すジャッキーと恋に落ちるが、ルーの家族が抱える闇に二人は巻き込まれていく。A24が放つ異色のクィア・ロマンス・スリラーで、クリステンはルーに扮し、ジャッキーを誘うクールな一面と、姉を心配する繊細な表情を演じていて非常に魅力的。ジャッキー役は『ミッション：インポッシブル／ファイナル・レコニング』のケイティ・オブライアン。

『愛はステロイド』　配給：ハピネットファントム・スタジオ
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近況１）
5月、これまでTVドラマや短編映画を監督してきたクリステンの長編映画監督デビュー作『The Chronology of Water（原題）』が第78回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門でプレミア上映され、4分間のスタンディングオベーションを受けた。本作は米国人水泳選手リディア・ユクナヴィッチの伝記ドラマで、イモージェン・プーツが主演を務めている。

▼撮影現場でのクリステンとイモ―ジェン
イモ―ジェン・プーツのInstagram（＠impoots）より

近況２）
結婚式の装いと同じく、第78回カンヌ国際映画祭のレッドカーペットにもクリステンらしい、ドレスコードなど気にしないクールなファッションで登場。シャネルのハーフパンツのホワイトスーツにキャップ、さらに自身の監督作のフォトコールではピンクのツイード素材のシャネルのショートスーツにキュートなチュールスカートで、かなりの肌見せも！

近況３）
クィアだと公言しているクリステンは、脚本家のディラン・メイヤーと2019年から交際し、2021年にディランからプロポーズされ婚約。そしてこの４月に、ついにロサンゼルスのメキシコ料理レストランでプライベートな結婚式を挙げたという。式でのクリステンは、グレーのミニスカートとジャケットのセットアップに、白いTシャツ姿だった模様だ。

Photos by GettyImages