映画ファンなら見逃せない、今注目の10人。演技力はもちろん、個性も魅力も抜群でハリウッドを支え続ける実力派ばかり。これまで築いてきたキャリアと共に、待機作の情報や近況をたっぷりとお届けします!(文・清水久美子/デジタル編集・スクリーン編集部)
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変幻自在な演技力と、飾らない人間味
セバスチャン・スタン

1982年8月13日生まれ、ルーマニア・コンスタンツァ出身。12歳の時にアメリカ・ニューヨーク州に移住。2003年、TVシリーズ「LAW & ORDER ロー&オーダー」へのゲスト出演で俳優デビューし、「ゴシップガール」のカーター役でイケメン俳優として人気を博す。映画は『愛とセックスとセレブリティ』『ブラック・スワン』などを経て、『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』への出演で世界的に知られる俳優に。その後もウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズを演じ、『サンダーボルツ*』を含む「アベンジャーズ」シリーズで大活躍。『オデッセイ』『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』などのヒット作に立て続けに出演し、『ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実』『マンデー』では主演を務めた。TVシリーズ「パム&トミー」でロックバンド、モトリー・クルーのトミー・リー役を演じてエミー賞主演男優賞に、『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』 ではアカデミー賞主演男優賞にノミネートされ、演技力を高く評価される俳優となった。TVシリーズ「ワンス・アポン・ア・タイム」のマッドハッター役のカッコ良さも忘れ難い。

▼どんな役も見事にこなすセバスタ
(上から)『ストレイ・ドッグ』(18)、「パム&トミー」(22)
セバスチャン・スタンのInstagram(@imsebastianstan)より

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現在公開中の新作はコレ!

『顔を捨てた男』【公開中 】

顔に極端な変形を持つ俳優志望のエドワードは、過激な治療を受け念願の“新しい顔”を手に入れる。別人として順風満帆な人生を歩み出した矢先、かつての自分の“顔”に似たカリスマ性のある男が現れる。セバスチャンは特殊メイクを施し、容姿が変わっていく主人公の複雑な心情を見事に表現し、ベルリン国際映画祭とゴールデングローブ賞で主演俳優賞を受賞。美しい顔になっても、自信を持てずに動揺する主人公に扮する姿が魅力的。

『顔を捨てた男』 配給:ハピネットファントム・スタジオ
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最近、なにしてた…? 近況NEWS 1・2・3!

近況1)
2022年からアナベル・ウォリスとの交際を続けてきたセバスチャンだが、関係を公表したのはつい最近のこと。『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』や『顔を捨てた男』のプロモーションの際にアナベルと一緒にレッドカーペットに登場したり、ゴールデングローブ賞の受賞スピーチで彼女に感謝の意を表したりしたことで公となった。

画像: ゴールデングローブ賞にて、アナベル・ウォリスと

ゴールデングローブ賞にて、アナベル・ウォリスと

近況2)
『サンダーボルツ*』のメンバーは、アベンジャーズなき世界を救うために集結し、彼らは「ニュー・アベンジャーズ」となった。マーベル・スタジオの公式Xにはウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズを演じているセバスチャンが、街中の『サンダーボルツ*』のポスターを自ら「ニュー・アベンジャーズ」と表示されたものに貼り替える動画が!

▼ポスターを自ら貼り替えるセバスタ
マーベルの公式Instagram(@marvelstudios)より

近況3)
『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』に出演が決まる前、俳優としてのキャリアは「ほぼ生命維持装置に繋がっていた」と、セバスチャンは最近のインタビューで語っている。マーベル・スタジオの共同社長ケヴィン・ファイギから「目の奥に多くのものが宿っている」と見抜いてもらったおかげで、彼のキャリアは救われたのだ。

Coming Soon! 気になる待機作

『Let the Evil Go West(原題)』
「パム&トミー」で共演したリリー・ジェームズと再タッグを組むホラー・スリラー。監督は『胸騒ぎ』のクリスチャン・タフドルップ。大金を手にした鉄道員が不穏な幻覚に悩まされ狂気に陥る。セバスチャンは悪魔に取り憑かれた可能性のある鉄道員役だと思われる。

「パム&トミー」で共演したリリー・ジェームズと
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『Avengers: Doomsday(原題)』
 2026年公開予定の「アベンジャーズ」シリーズ最新作。かつてのアベンジャーズ、サンダーボルツ改めニュー・アベンジャーズ、ファンタスティック・フォー、X-MENらがドクター・ドゥームに立ち向かう。セバスチャンはもちろんバッキー役で出演。

『Fjord(原題)』
 ルーマニア人とノルウェー人の夫婦が子供を連れて、妻の生まれ故郷であるノルウェーの小さな村で新しい生活を始める物語。彼らは監視の的となり、生活は混乱に陥っていく。セバスチャンは『顔を捨てた男』で共演したレナーテ・レインスヴェと夫婦役を演じる。

『Burning Rainbow Farm(原題)』
『オーダー』のジャスティン・カーゼル監督による実話を基にしたスリラー。セバスチャンは『ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今』のレオ・ウッドールと共に、平和でマリファナにも寛容なユートピアを築き上げる実在の同性夫婦を演じている。

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