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英国の気骨と色香を纏う
ジョナサン・ベイリー
1988年4月25日生まれ、英国・オックスフォードシャー出身。1995年、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの舞台「クリスマス・キャロル」で俳優デビュー。以降、数々の舞台作品に出演する一方、「Bramwell」でTVドラマに進出。フレディ・ハイモア主演の『ジム・ヘンソンの不思議の国の物語』で長編映画デビューを果たしたジョナサンは、その後メキメキと頭角を現し、TVドラマ「Leonardo」で主役のレオナルド・ダ・ヴィンチを演じた。TVシリーズ「ブロードチャーチ 〜殺意の町〜」ではデヴィッド・テナントやオリヴィア・コールマンと共演し、オリー・スティーブンス役で人気を博した。映像作品と並行して舞台への出演も続ける中、フィービー・ウォーラー=ブリッジの初TVプロジェクト「クラッシング」でセックスに夢中な不動産エージェントのサムを好演。そして、大ヒットTVシリーズ「ブリジャートン家」のアンソニー役で世界的に有名な俳優に。同性愛者が排斥された1950年代が舞台の「フェロー・トラベラーズ」ではマット・ボマーと密かに愛し合うゲイカップルを演じ、大作ミュージカル映画『ウィキッド ふたりの魔女』ではフィエロを演じて全世界に美声を響かせた。

「フェロー・トラベラーズ」で共演したマット・ボマーと
現在公開中の新作はコレ!
『ジュラシック・ワールド/復活の大地』【 公開中 】

『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』から5年。赤道直下の限られた地域にだけ生息する恐竜のDNAを採取して人類を救う新薬を開発するため、危険な任務を引き受けた秘密工作の専門家ゾーラ(スカーレット・ヨハンソン)。ジョナサンが演じるヘンリーは恐竜が大好きで研究を続けてきた古生物学者。ゾーラらとDNA採取に出発したヘンリーは、ついに恐竜と対面し、触れた時に涙を流すほど純粋な人物。好感度抜群のキャラクターだ。
『ジュラシック・ワールド/復活の大地』 配給:東宝東和
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最近、なにしてた…? 近況NEWS 1・2・3!
近況1)
ゲイであることを公表しているジョナサンは、英国の小学校と中学校で6月に開催された「スクール・ダイバーシティ・ウィーク」を支援した。LGBT+の若者のための慈善団体「Just Like Us」が立ち上げたこの取り組みは、毎年恒例のLGBT+の平等を祝うもの。ジョナサンは、自分の学生時代にも同じような取り組みがあれば良かったとコメントしている。
▼2023年、Just Like Us本社にて
Just Like UsのX(@JustLikeUsUK)より
近況2)
現時点で次のジェームズ・ボンドを演じる俳優はまだ発表されていないが、ジョナサンも候補の一人だと言われており、「光栄なオファーだし、機会があれば断るのは難しい」とコメント。英国人俳優のジョナサンは現在37歳だが、前任者のダニエル・クレイグがボンドを演じ始めたのは38歳だったので、彼が相応しいのではないかと憶測されている。
近況3)
ジョナサンは5月まで、ロンドンのブリッジ劇場でシェイクスピアのリチャード二世役を演じていた。1300年代に統治した権威主義的な王を演じるにあたって、大ヒットドラマ「メディア王 〜華麗なる一族〜」のローガン・ロイ(ブライアン・コックス)からインスピレーションを受けたんだそう。現代風の衣装でリチャード二世に扮したのが面白い。
▼リチャード2世を演じるジョナサン
ブリッジ劇場のInstagram(@_bridgetheatre)
Coming Soon! 気になる待機作
『Wicked: For Good(原題)』
『ウィキッド ふたりの魔女』の続編。1作目でジョナサンは自由気ままなハンサム王子フィエロを快演したが、2作目にももちろん出演。予告ではグリンダと結婚式を挙げているように見えるが、エルファバを密かに支援しているような描写も。公開が待ち遠しい!
「Bridgerton(原題)」シーズン4
大人気シリーズ「ブリジャートン家」のシーズン4が2026年に配信予定。ジョナサンはブリジャートン家の長男アンソニーを演じているが、映画の撮影やPRで忙しくても、この長期シリーズが大好きで、スケジュールが合う限り降板せずに出演すると語っている。

写真は「ブリジャートン家」シーズン3より Netflixシリーズ「ブリジャートン家」独占配信中
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