神木隆之介/敷島浩一
自分の芝居を海外の方に観ていただくだけでなく、
賞に名前を出していただけるなんて。
こんな人生があるなんて信じられない気持ちでいっぱいでした
── 前作から2年後を舞台に展開する物語。脚本を読んだ時の感想をお聞かせください。
「VFXが今回も多くて、前作と引き続き、何が書いてあるのか全く分からないまま読んでおりました(笑)。山崎監督のやりたいことは見えるのですが、映像は正直、想像できません。前作はどのキャラクターが何を背負っているのかの説明も入っている映画でしたが、今回はその前提があるので、敷島という人間が前作よりさらに人間らしくなったように感じました。キャラクターというよりも人間になったという印象でした」
── 引き込まれたポイントを教えてください。
「明子のセリフが増えたことです。前作では泣くとか、セリフを言ったとしても本当にひとことという感じで。喋れないわけではないけれど、やっぱり制限があって。今作では明子の感情がより分かるようになり、家族感がすごく増したと感じ引き込まれました。明子が喋ってくれるからこそ、観てくださる方にももっと共感できる物語になっているんじゃないかなと思いました。敷島に巻き込まれていく明子ではなく、敷島にも典子にも、そして明子にもストーリーがちゃんとある。それがより物語を強固にしていくことも魅力的なポイントだと思います」
── 前作は世界中で大きな話題を集めました。反響はいかがでしたか?
「いまだに夢のようで、実感はあまりないというのが正直なところです。実際に現地に行き、海外の方のアツい熱を直接浴びて『ゴジラ』の凄さを実感してきてからの日本での公開でした。いろいろな国の映画賞にノミネートされていて、名だたる役者さんの名前の中に“KAMIKI RYUNOSUKE”ってあったりして。そんな名誉なことが自分に起きるなんて想像したことがなくて。自分の芝居を海外の方に観ていただくだけでなく、賞に名前を出していただけるなんて。こんな人生があるなんて信じられない気持ちでいっぱいでした。日本でもアカデミー賞やブルーリボン賞などをいただいて。賞に縁遠い人間だったので、映画公開の翌年は夢のような時間を過ごさせていただき本当に幸せでした。あんなにタキシードを着た年は僕のこれまでの人生では初めてで、いまだに夢のようなふわふわとした感覚があります」
── 『ゴジラ』の人気を肌で感じた上での続編で再び主人公を演じることへのプレッシャーのようなものはありましたか?
「前作と同じく今回も引き続き、油断せず覚悟と責任を持って演じきりたいとは強く思っていました。国内外で人気の高い『ゴジラ』シリーズの中で1作品の主役をやらせていただくことはとても覚悟がいること。評価をいただいての続編ですが、続きだと甘んじることなく覚悟を持ってやり抜きたいという思いはありましたし、プレッシャーはきっと前作以上にあった気がします」
── 2年という月日を経た敷島に再び向き合う上で、意識していたことをお聞かせください。
「セリフの言い方や行動にはすごく気をつけました。前作では自分の芝居に対してある種セオリーというか、規則性があったという印象だったのですが、今回はより本能的というか。直感だったり、こう動きたいと思ったことを最優先にさせてもらいました。個人的なことではあるのですが、自分の中ではそれがすごく大きな違いでした。みなさんの目に映る敷島が、なんか変わったな…ってなっていただけたらいいなと。それは芝居が変わったというより、敷島が成長した時間がちゃんと経っているとか、敷島にも守るべきものが増えたんだなといった、前作の敷島が持っているものとは違う何かを感じ取っていただけたらいいなと思っています」
敷島浩一(神木隆之介)
『ゴジラ−1.0』で日本を絶望のどん底に叩き落したゴジラに立ち向かった主人公。前作では戦争末期、特攻隊員として出撃するものの、特攻できずに生還する。空襲で両親を失い、焼け野原の東京を孤独にさまよう中で典子と出会った。
プロフィール
神木隆之介 Ryunosuke Kamiki
1993年生まれ。埼玉県出身。2歳で芸能界デビュー。以降、話題の映画、ドラマ、CMなどに数多く出演。声優としての評価も高い。2025年はドラマ「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」、2026年は「TXQ FICTION/神木隆之介」、ドラマ「サバ缶、宇宙へ行く」、映画『君のクイズ』(26)などに出演。
『ゴジラ-0.0』
2026年11月3日(火・祝)公開
日本/2026年/東宝配給
監督・脚本・VFX/山崎貴
製作/東宝
制作プロダクション/TOHOスタジオ ROBOT
VFX/白組
出演/ 神木隆之介、浜辺美波
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