認知症と児童虐待、気になる2つのテーマを内包『かくしごと』関根光才監督インタビュー
事故によって記憶を失った少年を助けた絵本作家が彼の身体に虐待の痕を見つけ、自分の子どもと嘘をつき、育てることを決意。次第に心を通わせていくが…。『かくしごと』は北國浩二の「噓」(PHP文芸文庫)を原作としたヒューマン・ミステリー作品である。メガホンを取ったのは『生きてるだけで、愛。』(18)で鮮烈な長編監督デビューを飾った映像クリエイター、関根光才監督。待望の長編第二作目になぜこの作品を選んだのか、原作とタイトルを変えたのはなぜか、キャストに対してどのような演出をしたのか、話を聞いた。(取材・文/ほりきみき)