世界中の人々が愛し熱狂したロックバンド、QUEENがいままた甦る。もう何度目のブームだろう。まるで不死鳥のように復活し、私たちの胸を熱く震わせるのだ。きっとそれは彼らが永遠の存在だから。時を越え国を越え、彼らはいつも私たちの心の中にいる。そんな史上最高のロックバンド、QUEENをもっともっと知るための25の真実。(文・紀平照幸/デジタル編集・スクリーン編集部)

11: 16年の時を経た全英ナンバーワン・ヒット

クイーン最大のヒット曲と言えば、もちろん“ボヘミアン・ラプソディ”。75年に彼ら初の全英1位になったこの曲は、91年にフレディ追悼のために再リリースされ再び全英1位になっている(全米でも2位)。

12: クイーンとマルクス兄弟の共通点?

『A NIGHT AT THE OPERA』

クイーンの傑作アルバム『オペラ座の夜』の原題『A NIGHT AT THE OPERA』はマルクス兄弟のコメディ「オペラは踊る」からとったもの。その次作『華麗なるレース(A DAY AT THE RACES)』も同様に「マルクス一番乗り」の引用。これは映画好きのフレディのアイディア。

13: クイーンの楽曲を使った映画

全面的に音楽を担当したのが「フラッシュ・ゴードン」(80)。「ハイランダー悪魔の戦士」「アイアン・イーグル」(85)にも楽曲を提供。既成曲の使用では「ウェインズ・ワールド」(92)の“ボヘミアン・ラプソディ”と、邦題にもなった「ROCKYOU!」(01)での“ウィ・ウィル・ロック・ユー”が印象的。

14: 映画のタイトル満載の曲も

78年リリースの“バイシクル・レース”の中には「ジョーズ」「スター・ウォーズ」「フランケンシュタイン」「スーパーマン」といったタイトルが織り込まれている。

15: スポーツ界を席捲したシングル盤

77年にリリースされた“伝説のチャンピオン”“ウィ・ウィル・ロック・ユー”のカップリング。前者はサッカーのアンセムとして、後者はNBAなどのスポーツイベントの盛り上げ用として、スポーツ界への貢献も大きい。

画像: 15: スポーツ界を席捲したシングル盤

16: あの大物歌手とコラボ

80年にクイーン&デーヴィッド・ボウイ名義で出されたシングルが“アンダー・プレッシャー”。彼らの共作で、後にはそれぞれがステージで披露。クイーンの場合はボウイのパートをロジャーが歌う。

17: 最初にソロアルバムを出したのは?

「BR」ではフレディのソロアルバム録音がメンバーの亀裂を深めたことになっているが、実は最初にソロ活動をしたのはロジャー。81年に最初のアルバム『ファン・イン・スペース』を発表している。

18: フレディのソロはどうなった?

84年に映画「メトロポリス」のために“ラブ・キルズ”を発表。翌85年にはアルバム『Mr.バッド・ガイ』をリリース。後にクイーンとして再録音された“ボーン・トゥ・ラヴ・ユー”の原曲はここに収録されている。

19: 驚異の観客動員力!

画像: 19: 驚異の観客動員力!

85年に行なわれたロック・イン・リオでの二日間のライブがなんと言っても圧巻。この二日で50万人とも60万人とも言われる観客を動員し、当時の世界記録を作った。結果的に最後のツアーとなった86年の本国でも1回12万~15万人の観客が押しかけている。

20: クイーンを追い込んだ事件とは?

84年に南アフリカのサン・シティで公演を行なったが、これが反アパルトヘイトを掲げていた英国で非難されることになり、罰金刑を受けた上、ヨーロッパ各地でボイコット騒ぎが起きてしまう。失意の彼らを救ったのは、南米と日本のファンの温かい歓迎だった。

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