2019年、新しいステージへと向かうマーベル映画。その一つがマーベルの新作アニメーション「スパイダーマン:スパイダーバース」。勇気をもって飛び出そう! そうすれば新しい世界がキミを待っている。そんな胸アツなメッセージを伝えてくれる感動作。ストーリーも映像も超ホットで新しい、必見の一本です。(文/斉藤博昭・デジタル編集/スクリーン編集部)

裏エピソード

コミックを意識して細かい作業に!

画像: コミックを意識して細かい作業に!

通常のCGアニメと違って、本作ではCGの映像にコミックらしい「スクリーントーン」を入れたり、イラスト風にアレンジしたアイテムを隅々に挿入するなど、手描きのアニメーション技法が加えられている。その結果、作業量は2〜4倍となり、アニメーターの数は、ソニー・ピクチャーズのアニメ史上で最大の180人に上ったという。

100人ものスパイダーマンが存在する原作

原作の「スパイダーバース」は、2014〜15年に複数の雑誌で展開されたコミック。もともとマーベルの世界には多くの次元が存在しているので、その設定で多種多様なスパイダーマン・キャラクターが活躍する世界観が作られた。総勢100人以上のスパイディが登場。

スタン・リーの登場シーンに涙する

画像: スタン・リーの登場シーンに涙する

昨年11月に亡くなったスタン・リーは、アニメでのカメオと声の出演が本作で最後となったが、そのシーンはしっかり見せ場になっている。同じく2018年には、スパイダーマンの生みの親の一人である原作者のスティーヴ・ディッコも死去。本作は彼にも捧げられた。

実写版へのオマージュもたっぷり

画像: 実写版へのオマージュもたっぷり

逆さにブラ下がったままのキスや、暴走する列車を止め、船が破壊されるアクションなど、2002年の「スパイダーマン」から2017年の「スパイダーマン:ホームカミング」までの実写版とそっくりのシーンがあちこちに登場!

実写版も今夏上陸!

「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」

画像: アカデミー賞受賞!「スパイダーマン:スパイダーバース」絶賛の内容とは?

予告編が解禁され、今夏公開に向けファンの期待もアガりまくりの「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」。ピーター・パーカーがMJやネッドらとともに、ロンドン、ベネチア、プラハを巡る青春ロードムービー的ノリが予想以上に楽しそう。黒いスパイダーマンスーツや、ジェイク・ギレンホール扮するミステリオの秘密、ニック・フューリーが任務を依頼など、これからの情報に注目!

スパイダーマン:スパイダーバース
原題『スパイダーマン:スパイダーバースの中へ』2018年度作品。 1時間57分。
アメリカ映画。ソニー・ピク チャーズ配給。2D/3D公開

DVD発売中の『ヴェノム』で『スパイダーマン:スパイダーバース』の特別映像が見られるチャンス!

2019はマーベル映画まだまだ来る!

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