裏エピソード
コミックを意識して細かい作業に!
通常のCGアニメと違って、本作ではCGの映像にコミックらしい「スクリーントーン」を入れたり、イラスト風にアレンジしたアイテムを隅々に挿入するなど、手描きのアニメーション技法が加えられている。その結果、作業量は2〜4倍となり、アニメーターの数は、ソニー・ピクチャーズのアニメ史上で最大の180人に上ったという。
100人ものスパイダーマンが存在する原作
原作の「スパイダーバース」は、2014〜15年に複数の雑誌で展開されたコミック。もともとマーベルの世界には多くの次元が存在しているので、その設定で多種多様なスパイダーマン・キャラクターが活躍する世界観が作られた。総勢100人以上のスパイディが登場。
スタン・リーの登場シーンに涙する
昨年11月に亡くなったスタン・リーは、アニメでのカメオと声の出演が本作で最後となったが、そのシーンはしっかり見せ場になっている。同じく2018年には、スパイダーマンの生みの親の一人である原作者のスティーヴ・ディッコも死去。本作は彼にも捧げられた。
実写版へのオマージュもたっぷり
逆さにブラ下がったままのキスや、暴走する列車を止め、船が破壊されるアクションなど、2002年の「スパイダーマン」から2017年の「スパイダーマン:ホームカミング」までの実写版とそっくりのシーンがあちこちに登場!
実写版も今夏上陸!
「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」
予告編が解禁され、今夏公開に向けファンの期待もアガりまくりの「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」。ピーター・パーカーがMJやネッドらとともに、ロンドン、ベネチア、プラハを巡る青春ロードムービー的ノリが予想以上に楽しそう。黒いスパイダーマンスーツや、ジェイク・ギレンホール扮するミステリオの秘密、ニック・フューリーが任務を依頼など、これからの情報に注目!
スパイダーマン:スパイダーバース
原題『スパイダーマン:スパイダーバースの中へ』2018年度作品。 1時間57分。
アメリカ映画。ソニー・ピク チャーズ配給。2D/3D公開